短編1

□お邪魔虫
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収録終了後



ダヒョン「遅くなっちゃったな…」



マネージャーと話をしていて一人遅くなってしまったダヒョンは急いで楽屋にむかっていた



するとそこに



男性アイドル「ダヒョンさん!」



ダヒョン「え?」



さっきの男性アイドルだった



男性アイドル「さっきは途中で邪魔が入ったので今からお話しませんか?」



ダヒョン「いや、あの、このあと用事があって…」



男性アイドルの目付きが妙に怖くて断るダヒョン



男性アイドル「少しぐらいいでしょ?すぐ済みますからっ!」



ガシッ!



男は鬼気迫る表情でダヒョンの手首を掴んできた



ダヒョン「やっ!離してっ!」



男性アイドル「くそっ!暴れるな!」



グッ!



ダヒョン「…いっ!?」



ダヒョンは掴まれた手を振りほどこうとするも、手首を強く握られ、痛みと恐怖により抵抗できない



男性アイドル「言うことを聞かないとこれだけじゃすまないぞ」



本性をあらわしたかのように言葉が荒くなっていく男にダヒョンは言葉が出せなくなっていた



ダヒョン「…っ!(サナオンニ!助けてっ!)」



ダヒョンが心の中でサナに助けを求めたそのとき



バシーン!



男性アイドル「ぐはっ!!」



サナ「サナのダヒョナになにしとんじゃーー!!!」



ダヒョン「さ、サナオンニぃ〜!」



男に飛び蹴りをかましながらサナが現れた



サナ「怪しい思て見張ってて正解やったわ!」



男性アイドル「くっ!また邪魔を!」



そう言って拳を握る男



サナ「今あたしが叫んで悪人になるんは誰やろなー?」



男性アイドル「くそ!覚えてろ!」



捨て台詞を吐いて男は逃げるように帰っていった



サナ「はぁぁぁぁぁ」



サナは安心して気が抜けたのかその場に座り込んだ



ダヒョン「オンニ!大丈夫!?」



サナ「ダヒョナこそ無事?」



ダヒョン「うん!ありがとうオンニ!」



そうして今回のことをマネージャーに報告して宿舎に戻った二人



サナ「言ったやろ?オンニがついてるから大丈夫やって」



ダヒョン「はいっ!でも今回みたいな無茶はやめてくださいね」



心配そうな顔でそう言うダヒョンにサナは



サナ「じゃあ、サナから離れへんようにずーっと手つないで生活する?」



ダヒョン「それは、ちょっと…」



サナ「やー!!なんでいやがるん!」



ダヒョン「もう寝ますよー」



サナ「ダヒョナぁ〜!」





end


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