短編1
□お邪魔虫
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某音楽番組の収録の休憩時間のこと
男性アイドル「ダヒョンさんは噂通りすごく肌が綺麗ですね」
ダヒョン「あ、ありがとうございます」
ダヒョンは男性アイドルに話しかけられていた
その様子を見ていたサナは
サナ「……(なんなんあいつ!サナのダヒョナに近づきすぎや!)」
そんな怒りの視線に気付かず、男性アイドルはダヒョンの髪を触りだした
男性アイドル「髪も綺麗ですね、すごく滑らかだ」
サナ「…!!」
ダヒョン「あ、あの出番の前なのであんまり髪は触らないでください…」
ダヒョンはできるだけ丁寧に離れようとするが、相手は構わず絡んでくる
男性アイドル「まだ時間ありますよね、なんなら僕がアレンジしましょうか?ヘアアレンジには自信ありますよ!」
なかなか引き下がらない男性アイドルにダヒョンは困り果てていた
サナ「ダヒョン!出番までにいろいろと確認したいからこっちきて!」
そう言ってサナはダヒョンの手を取とって男性アイドルから離れ、人気のないところに避難した
ダヒョン「オンニ……ありがとう」
サナ「なんなんあいつ!ダヒョナの綺麗な髪をさわりくさってほんまぁ!」
そう怒りながらダヒョンを抱き寄せサナはダヒョンの髪を入念に撫でた
ダヒョン「お、オンニ?」
サナ「ダヒョンちゃんに変な虫がついたから消毒でーす!」
ダヒョン「へ、変な虫って、言い過ぎですよオンニぃ」
サナ「やー!なんであんなやつの味方すんの?」
ダヒョン「確かにちょっと馴れ馴れしいとは思いましたけど、誉めてくれてただけですよ?」
そこまで怒らなくてもと言いたげなダヒョンにサナは
サナ「絶対ダヒョナを狙ってた!」
ダヒョン「えぇ!?そんなことないですよ!オンニの勘違いです!」
サナ「とにかく!いやなときはちゃんと嫌って言わなあかん!何かあってもオンニがついてるから!」
ダヒョン「はい…頑張ります!」
マネージャー「サナ!ダヒョン!どこだー!もうすぐ出番だぞ!!」
マネージャーの声が聞こえて二人は慌ててスタジオに向かった
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