リクエスト1

□summernight
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ダヒョン「私……オンニのことが…///」



サナ(ダヒョナ……)


顔を赤くして必死に勇気を振り絞るダヒョンの姿を見て確信に近いものを感じるサナ



サナ「ダヒョンちゃん…ごめんな…その先言う前にオンニに話させて…」



ダヒョン「え……」



ダヒョンの顔は一気に青く染まっていく



サナ「サナはダヒョンのことが好きです…付き合ってください」



目の前に差し出された手を見たダヒョンは信じられないといった様子で



ダヒョン「………うそ…私達両思いだったんですね…」



サナ「ひひっ!…ダヒョナに勇気もらったから先言ったった!」



ダヒョン「私も!私もサナオンニが大好きです!」



うっすらと涙を目に浮かべながらサナの手を強く握るダヒョン



サナ「これからよろしくな!」



ダヒョンにつられてからかサナの目元で涙が光る



そんな二人を祝福するように満天の星空に花火が上がる



サナ「綺麗…ダヒョナ…ありがとう……サナ…今日のこと一生忘れへんと思う…」



ダヒョン「私も…絶体忘れません…」



二人は繋いだ手を離さないようにしっかりと握って空を見上げる



サナ(ずっとこの時間が続けばええのに…)



ダヒョン「オンニ…そろそろ…時間が…」



残念そうに言うダヒョン



サナ「……最後にキスしよっか…」



ダヒョン「…………はい///」



キスをしようとしたそのとき、大きな波がきて体勢を崩す二人



二人「うわぁっ!」



ザパーン



ボートがひっくり返り海に落ちる二人



プハァッ



サナ「つ、冷たー!」



ダヒョン「オンニぃ…大丈夫ですか!?」



ボートと一緒に借りたライフジャケットを着ていた二人は溺れることなく無事だった



サナ「ひひっ」



ダヒョン「ふふふっ」



二人「あははははっ!」



ダヒョン「ビショビショになっちゃいましたね!」



サナ「雰囲気台無しやん!」



口では文句を言うが、二人は最高の笑顔で笑いあっている



サナ「逆に絶対忘れへん思い出になったんちゃう?」



ダヒョン「あはは!そうですね!忘れるほうが難しそうです!」



プカプカと浮きながら見つめ合う二人



サナ「ダヒョナ…一生離さへんから覚悟しときや…」



ダヒョン「オンニこそ、絶対離さないので覚悟してくださいね!」



そんな二人の手は海に落ちる前と同じく繋がれたままだった



サナ「ダヒョナ…」



ダヒョン「サナオンニ…」



もう片方の手も繋いでお互い引き合い鼻先が触れ合う



サナ「リベンジしょっか…」



ダヒョン「ふふ…お願いします///」



ヒューーー



この日最後の花火がうち上がる



ドーーーーン!!



特大花火の光に照らされた二人の影は幸せそうに一つに重なりあっていた













end


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