どうしたのだ、そのように息を切らして。
慌てずとも、私はずっとここにいる。
いつでもお前を待っているぞ。
そんなに赤い頬をして、外はかなり寒かったのだろう?
ほらそんな所に立っていないで、もう少しこちらに来なさい。
私に寄り添っていれば、少しは温かいだろう?
そうだ、それでいい。
・・お前は素直な娘だな。その心を、いつまでも持っていて欲しいものだ。

静かだな。雪が降りだしたのかもしれんな。だとしたら、外はますます寒くなっただろう。
今夜はこのまま、・・ここにいるといい。
私が、疲れたお前の心を少しでも癒してやれると・・いいのだがな。

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