読み物

□現世デート観覧車編
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鬼灯の付き人兼、恋人になってから一年が経った。
相変わらず周囲には、付き人とごまかして付き合っている。
二人の関係を知る人物は、閻魔大王ただ一人。
それを配慮してか、いや、鬼灯に脅されてか、どっちか分からないが、閻魔は急遽、鬼灯に三日間の休みを与えた。



それを聞いたエドワードは、嬉しさのあまり飛び上がり、パソコンで行きたかった場所を、鬼灯に提案した。

行き先は梅田のHEP FIVEの大観覧車。

デート予定表まで作り上げて気合いを入れたエドワードだったが……

「もう鬼灯なんか大っ嫌いだ!鬼!!」

「鬼ですよ。そうですかではもう


別れましょう」


鬼灯の口から出された言葉は、あまりにも残酷だった。

(どうして……!こうなっちまったんだよ!!)
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