リクエスト小説
□平手友梨奈✕渡邉理佐
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志田side
そうだ、平手のところにいこう。
そう思い立ったのは完全に仕事が何もない土曜日
確か珍しく平手も仕事が何もないって言ってたはずだ
自分の部屋からお菓子やらゲームやらを持って、同じ寮内の平手の部屋に行くと、ドアノブにコンビニのビニール袋が掛かっていた。
‧‧‧なんだこれ
まあいいや、と思い平手の部屋のピンポンを押すと、しばらくしてマスクをして、だるそうな平手が出てきた。
「‧‧‧あ、ぴっぴ。どうしたの?」
私だと分かると話しながら部屋の中に入っていき、目線だけで入ってもいいよと伝えられる。
「どうしたの、風邪引いたの?」
遠慮がちに入りながら聞くと、リビングの床に座りながら頷く。
「それ、買ってきてくれたんだ。」
私がさっきドアノブにかかってたコンビニの袋を持ってるのを見て、私が持ってきたものだと勘違いした平手が ありがとう、と伝えてくる。
「あ、これ違うよ。愛佳が来たときにはもうあったから。誰かに風邪引いたこと言ったの?」
その袋の中には完全に風邪引いている人用のものが入っていた。
ゼリーやヨーグルト、レトルトのお粥
平手も一緒に袋を覗き込み、誰にも言ってないんだけどなぁ と不思議そうな顔をする。
そしてしばらく考え込んで、あぁ、と納得した顔になった平手に誰かわかったか聞いてみてもはぐらかされたから、まあいいやって思って取り敢えず部屋から持ってきたゲームを見せたら目を輝かせたから、一緒にゲームをして過ごした。