リクエスト小説

□渡邉理佐✕小林由依
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小林side

私は理佐が好きだ。
恋愛的な意味で。

以前けやかけで放送されたけど、私は理佐が本気で好き。

理佐はオダナナとか、愛佳とかが好きみたいだけど


‧‧‧最初は私のほうが理佐と仲良かったのになぁ


理佐が愛佳とザ・クールと呼ばれるようになり、そこから理佐は急激に愛佳と仲良くなり始めた。

理佐は、本当は愛佳が好きなんだろうな‧‧‧
勝手な推測だけど

そんなことをグルグル楽屋の隅で一人で膝を抱えて考えていたら、誰かが隣に座った。

誰だろう?

そう思って顔を上げたら、思った以上に近い位置に理佐の顔があった。

理:写真撮ろ?

そうやって理佐は言ってくれたけど、きっと一人で落ち込んでる私を見てさり気なく来てくれたんだろう。

理佐は本当に優しい

もし、こんなに優しくされなかったら私は理佐のことを好きになんてならなかったのに


そうやって理佐の顔を眺めながらぼーっと考えてるといきなり理佐が慌てだした。

理:由依!どうしたの?なんか辛いこと
 あった?


誰かティッシュちょうだい!って珍しく大きな声を出す理佐をどうしたんだろうと思いながら見ていると、ふーちゃんから貰ったティッシュで私の目元を拭いた。


‧‧‧泣いちゃったのか

その時にようやく気がついた私は、理佐に楽屋から連れ出されて、空き部屋に連れてこられた。

理:どうしたの?なんか辛いことあっ
 た?

さっきとは違い、落ち着いた様子で私の背中を撫でながら、もう一度同じことを聞いてくる。


小:何もないよ、ありがとう、理佐。


実はあなたのことが好きで悩んでました、なんて言ったら、絶対に引かれてしまう。


理:うそ。だって、由依さっきより泣い
 てるよ?
 別に言いたくないなら言わなくても
 いいけど、辛かったら頼ってね?

そうやって真剣な顔で私の顔を覗きこんでくる理佐。

そういうところが好きなんだよなぁ‧‧‧



理:‧‧‧じゃあ、今から由依のこと慰めて
 あげる


そう言って急に立ち上がった理佐は、歩きながら窓の方に向かって歩いっていって、振り向きざまにすごいいい笑顔でこういった。


理:由依、私の事好きだよね?


‧‧‧は?ちょっと待って、え?今なんて言った?ばれてた?


理:前、けやかけで言ってくれてたでし
 ょ?


ふふって悪戯っ子のように笑う理佐を見て、あぁ、そっちかとも思い安心した。

あれは、皆冗談で言ってる部分もあったから、そこまで本気にしてない。


そうだよ、って肯定しようと思ったら

理:私も好きだよ、由依のこと。

もう一度頭が真っ白になった。

小:え?ちょっと待って、理佐冗談だよ
 ね?


んー、って言いながらもう一度こっちまで歩いてきた理佐は、座ってる私に目線を合わせるようにしゃがみこむと


理:私は、由依のこと誰にも渡したくな
 いくらい好きだよ?本当は付き合い
 たいくらい。


そうやって真剣な顔で言い切った理佐としばらく沈黙したまま見つめ合った。

理佐が、私のこと好き?


それから理佐は悲しそうに笑うと、

理:ごめんね、迷惑だよね。今日のこと
 は忘れて。
 ちゃんと友達としてよろしくね

そう言って立ち上がった理佐は、落ち着いたら戻ってきてねって言って足早に出ていこうとする。


小:待って!


理佐の服の袖を慌てて掴むと、少し涙目でこちらを見てきた。

‧‧‧可愛い

じゃなくて!

小:私も好き!理佐のこと大好き!
 だから私と付き合ってください!

恥ずかしくて一気に言い切ると、理佐は驚いたように固まった。

状況を呑み込んだのか、理佐は一気に破顔して抱きついてきた。

理:やったー!よろしく、由依


こうして念願の理佐と結ばれたけれど、私が叫んだり声が楽屋まで聞こえていて、後々メンバーにいじられたのはまた別の話。
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