松西

□憤りと嫉妬心
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西野side


ななはまっつん、松村沙友理のことを愛していた。愛していたからこそ、どうしても許せなかった。


『松村が週刊誌に撮られました。』


その言葉の後、彼女が前に出て話し始める。


冗談だと思った。冗談であって欲しかった。皆で語り合った夢。「紅白初出場」。その夢があと少しで届きそうなところやったのに。


どうやら冗談では無いことがななの少し鈍い頭でも理解できるのと同時に次は彼女に対する怒りが込み上げてきた。


皆の夢や努力。ななのまっつんに対する気持ちまでも踏みにじっていった彼女が許せなかった。
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