学園アリス

□プロローグ
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私って、アリスだったの?

......ホントに?

自分がアリスだと分かった時、私は素直に嬉しかった。自分にも、人より優れたところがあるのだと。

......でも、両親は私を捨てた。
アリスは金になるから。
アリスは恐ろしいから。
いや、もともと私が、イラナカッタから。

別に悲しくないよ。生まれた時から言われてて、もう慣れたし。
......でもね、一度でいいから、私が生まれたことを、喜んで欲しかったな。
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