アホみたいに雑な変態小説集

□飲み会2(橋飛)
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今日は同じ部署での飲み会

半ば強制だったけど悪くない、、、

乾杯という声が重なり合ってよりいっそう場を盛り上がった。

私と橋本先輩の席は結構遠い。まぁ、社会のルールだから仕方ない、、、と思うことにする。


先輩と出会ったのは、春、新入社員として入社したばかりの頃、私の教育係として出会った。

一目惚れ?みたいなのをした。今は尊敬に近い好きだと思う

でも、先輩はすごく綺麗で、仕事もできて、周りには男の人が沢山いた。

別に嫉妬してるわけじゃない、、、と思う。

仕方がない、だって仕事だし、、まぁたまに下心丸出しで近づく人もいるけど…

ちびちびと烏龍茶を飲んでいると、肩に腕を回され酒臭い同僚が絡んできた。

「齊藤〜ちゃんと飲んでる?あっ、それ烏龍茶でしょ?」

「近寄るな変態、、、」

「まぁそう固いこと言うなよ〜ほら、特別に俺の酒1口だけあげよう!」

烏龍茶を取り上げられ、飲みかけのジョッキを押し付けられる。

「いらないってば、能條、、、お前いい加減にしないと「コラコラ後輩くん、私の大切な後輩に酒を押し付けるなんていい度胸してるな」」

「は、橋本先輩!?」

いつの間にか、肩に回っていた腕が外され能條と私の間に橋本先輩がいた。

「全く、能條くん、飲み会だからってハメを外し過ぎないこと、ほら見てよ、齊藤さんが怒ってる」

いや、顔には出てないだろ

「は、はい先輩!さ、齊藤ごめんな!」

素直か

「よろしい、あ、さっき、あそこの女子が能條くんと飲みたい〜って言ってたよ」

「ほ、ホントですか!?じ、じゃあ行っちゃおっかなぁ〜」

「うん、頑張ってね〜」

「じゃあな齊藤!お前も楽しめよ!」

やっぱりあいつ馬鹿だな、多分これは橋本先輩の嘘なのに、、、

まぁ、それはそれでいっか、面白いし。

「あはは、あの子面白いね」

「ただのバカですよ、それにしても先輩、人からかう好きですね」

「ありゃ、嘘ってバレた?」

「そりゃ、いつも先輩見てたら分かりますよ」

「そっかそっかー優秀な後輩を持って私は嬉しいよ」

「そんな事より、いいんですか?抜け出してきて」

「スルーは傷つくなぁ…あーいいよ別に、暇だったし、ちょうど齊藤さんがいてからかいに来ただけだから」

「嘘、、、ですか?」

「ん?どっちだと思う?」

「私は嘘、、、がいいです」

「うん、正解、、、飛鳥の様子見に来たんだ」

「なんでですか、、、」

「そりゃ、大切な彼女だからね、ハエがいたら潰さなきゃ、でしょ?」

「ふーん、、、」

「あはは、顔赤い」

「こ、これは酔いが回っただ、、、んっ」

「んー?お酒の味は全然しないけど?」

「、、、、、、バカ!アホ!変態!」

「ねぇ、飛鳥?今日私の家に来ない?ゆっくり飲んで食べて、楽しいと思うよ?」

「顔ニヤニヤしすぎ、キモい」

「やったね、明日は休日だから食べ放題だ」

「うるさい、変態、、、」


この後、橋本さんは沢山食べすぎて、齊藤さんに怒られたそうです。


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