アホみたいに雑な変態小説集

□朝の深桜…
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朝食を作っていると、背中に温もりを感じた。

火を止め、振り返って抱きしめると「んふふ〜」

と言って嬉しそうに顔を擦りつけてくる。

今日も私の彼女はとても可愛い。

「おはよう、玲香」

「んー、おはよぉーまいまい」

開かないであろう目を頑張って開けて挨拶を返してくれる。

「良く眠れた?」

「もう!いじわる…まいまいが1番知ってるでしょ」

「ふふっ、ごめんごめん、朝ご飯もう少しで出来るから準備しちゃいな?」

「うん!」

乃木坂を卒業して、一か八かでした告白は目にたくさんの涙をためた玲香によって成功した。

それから同居を初めて、2週間がたつ。

毎日が幸せだけど、困ったことに玲香が可愛すぎて、毎日のように寝不足という困ったことも起きている。

「まいまい、準備終わったぁ〜」

「あ、はーい、じゃあご飯食べよう!」

「うん!」

「「いただきます」」

「んー、美味しぃ〜」

「よかったぁ〜、あ、口に何か付いてる」

「ん?ほんと?どこ〜?」

ホントはついてないけど、口の周りをぺたぺたと手を押し付けて探す、その姿にドキドキが止まらない。

はてなマークを頭に浮かべてまだ探してる玲香はホントに愛おしい。

「ねぇ、まいまいどこ?分かんないや」

「んーとね、うーそっ!」

「えっ!もーまいまいのばかぁ〜、めっちゃ探しちゃっじゃん、あー恥ずかしい…」

「んふふ、可愛かったよ?」

「もー!」

自然と頬に空気を入れて作る、そのプク顔に私の理性にヒビが入った。

「って、玲香もう時間じゃない?」

「あ!ヤバい!まいまいじゃあ行ってくるね!」

「まってまって、忘れ物」

「ん?、、、っん」

「へへっ、行ってらっしゃい」

「うん、、、!」

いってらっしゃいのキスを済ませると、もう2週間も同じ事をやってるはずなのに毎回顔を赤く染めてしまう彼女に私のヒビが入った理性は粉々に崩れ去って、

「待って、あと1回だけ」

玄関のドアに押し付けて長くて深い1回を堪能した。
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