噂の五人姉妹

□妹を独占中… おまけ
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「はい、これ」

「あー、これまたすごいの読んでるね」

「うん、読み終わったらちょっと吐きそうになるけど面白かったよ」

「あははは、、、マジか」

「うん、マジ」

休憩からまた少し勉強して、今度は本を勧められた。

ちょっと吐きそうになるって高校1年生でものすごい本読んでるな

ベッドに寄りかかりながら読んでいると、太ももに小さすぎる頭が乗っかてきた。

「飛鳥?」

「なに?」

「髪の毛チクチクする」

「我慢して」

「はい」

相変わらずこっちを向いてくれない飛鳥は私の足を枕替わりにして本を読み始めた。

そのまま二人とも何も喋らず、本を読み終えた頃には2時間が過ぎていた。

「飛鳥読み終わった…って、寝ちゃったか」

顔の向きはいつの間にかこっちを向いていて、可愛い寝顔が良く見えた。

来ていたパーカーを飛鳥にかけて、頭を撫でているといつの間にか私も眠りについていた。

「、、、ちょっと押さないでよ、ぶれちゃう」

「、、、、こういう時は連写に限る」

「あっ、その手があったか!」

「、、、お姉ちゃん達声大きすぎ」

目を開けるとスマホをこちらに向けてる麻衣お姉ちゃんと奈々未お姉ちゃん

その後ろでニヤニヤしながら私達を眺めてる七瀬お姉ちゃんがいた。

「「「あっ」」」

「おはよう、お姉ちゃん」

「「「お、おはようございます…」」」

「スマホ没収ね?」

その後、その写真は私の手によってすべて消された、、、はずだったが…


「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ー私の写真がぁー!」

「私のも全部消された…」

「ななはちゃんとバックアップしてある」

「「え?」」

「さぁーてと、なな勉強しなきゃ〜」

「奈々未…」

「こりゃ絶対タダではくれないな…」

「私、妹にこき使われるの嫌だ」

「私も」

「でもさ、、、」

「「超欲しい」」

「私も」

「「え!飛鳥!?」」

その後、七瀬お姉ちゃんは一日中市川Siro。独占権を手に入れたらしい。


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