噂の五人姉妹

□第3話(仮)学校での五人姉妹…「おまけ」もしも課題を忘れたのが麻衣先生だったら…
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麻衣お姉ちゃんが作ってくれた美味しいお弁当を食べ終えて、私は覚悟を決め、席を立った。

「さてと、いきますか…」

玲「ん?Siro。どこ行くの?」

「麻衣先生に会いにいくの」

玲「あーそっかそっか、生きて帰って来てね」

若「ご愁傷様」

花「あ、真夏の玉子焼きちょうだい」

真「いいよー」

花「うわ、この玉子焼きハートになってる…」

真「そうなの!花奈のために愛情いっぱい込めて作ったんだよ?」

花奈「い、いらねぇ…」

玲「ねぇ、わかちゅきー無視しないでよー、わっ!わっ!」

若「あーうるさいー」

こいつら…

ふつふつと沸いてくる怒りを沈め、麻衣お姉ちゃんの元へ向かう。

あれ?なんでだろう…今日はファンクラブメンバーと歩いてないのに、いつもより見られてる気がする。

えぇ…なんか変かな…?

そーいえばなんか教室出る前に花奈写真撮られた気が…

まぁ、いっか、、それより問題は、、、

目の前には、国語科の文字が主張してあるドア。

呼吸を整え、ドアを3回ノックして聞きなれた「はーい」という言葉を合図にドアを開けた。

「し、失礼しまーす」

「あー、やっと来たな?」

部屋に入ると、苦手なコーヒーの匂いがふわっと香り、机に向かっていた人がくるとこっちを向いた。

スーツを着て、メガネをかけ、いつもは締まってる白いワイシャツの上から2つ目のボタンが外れている。

「麻衣お姉ちゃん…なんかエロい」

「そう?私はSiro。の方がエロいと思うけどなぁ?」

「え!なんで!?」

「知りたい?」

「うん」

「じゃあ、ここおいで?」

ポンポンと招かれたのは麻衣お姉ちゃんの脚の上。

「それは遠慮しとく」

「却下、教師&お姉ちゃん命令でーす」

「えー、ずるいよー!そーいうの職権乱用ってい「いいから早くくるの」」

「きゃっ…」

腕を絶妙な力加減で引っ張られ、向き合うように足の上に着地する。

「ほら、やっぱりスカート短い」

布からはみ出た太ももを、優しく撫でられる。

膝から布までを往復し、その手が内側に触れるたびにピクっと体が反応してしまう。

「ふふっ、もしかして感じてる?課題忘れたから反省しに来たはずなのに、何してるのかな?」

「ま、麻衣お姉ちゃん、、んっ、、、」

「お姉ちゃん言ったよね?忘れないようにって」

「ごめっ、、んなさい、、」

「あー、その顔は反則……いいかなぁ…少しだけだもん、、そうだ、少しだけだから大丈夫」

「お、お姉ちゃん…?」

「まったく、こんなに太もも出しちゃってホントSiro。は変態さんだなぁー」

往復していたはずの、手がスカートの中に入ってくる

「ちょ、お姉ちゃんっ!?んんっ、、」

「「このぉド変態ー!!!!!」」

「えっ、ええっ!?奈々未お姉ちゃんと飛鳥!?」

扉が壊れるんじゃないかって位大きい音をたてて開いたそこには奈々未お姉ちゃんと飛鳥が立っていた。

麻衣お姉ちゃんは私の向きを変えて、背中に隠れるように私の肩越しに二人を見ている

「やぁ、こんにちは麻衣先生?」

「あはは、こんにちは奈々未先生」

「麻衣先生、生徒に何をしていたんですか?」

「飛鳥ちゃん、顔がものすごい怖い」

「話を逸らさないでください、先生、、絶対に逃がしませんから」

「いや、あの、生徒指導を…」

「ほぉーー、麻衣先生は妹のスカートに手を入れるという行為は生徒指導だと?」

「え、なんで知って…!?いや、そ、そんなことしてないよね?Siro。?」

「え、私!?」

奈々未お姉ちゃんの真っ直ぐな目に見つめられ、確かに私が課題忘れたからこうなったんだよなぁ…

「Siro。、本当の事をいえばいいんだよ?場合によってはその人締めるけど」

「ううん、なんにもされてないよ!スカート短いぞって言われただけだから、ね?奈々未お姉ちゃん」

「あぁーこの妹ホントいい子、嫁にほしい。ほら聞いた?私は何にもしてないよ!無罪!」

「ちっ、、命拾いしたな…。Siro。こっちおいで、変態が移っちゃう」

「Siro。お姉ちゃん早く来い、5限始まっちゃう」

「あ、忘れてた、じゃあね麻衣お姉ちゃん!」

「うん、ばいばーい」

私は飛鳥に手を引かれてその場を離れた。

「ねぇ飛鳥、麻衣お姉ちゃん大丈夫かな?」

「あの変態のことは気にしなくていいよ」

「うん、分かった」



その頃国語科の部屋では…

「さて、市川麻衣さん。貴方はファンクラブの会長であるのにも関わらず、一線を越えようとしましたね?」

「は、はい…」

「罰として、二週間Siro。との朝のキス禁止!」

「えぇー!いじわるー!」

「うるさい、麻衣がいけないんだからね」

「んーー、けち。あ、そーいえばSiro。のほっぺに付いてるの見た?」

「…うん」

「あれはさ、、」

「「反則だよね…」」

「Siro。ごと食べたい」

「激しく同意…あ、やべ…」


真「ねぇ、花奈、さっき何撮ったの?」

花「Siro。のほっぺに付いてたご飯粒」

その後、その写真はファンクラブ内で高値で取引されたらしい…
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