台本小説

□念願の結婚式
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フシル「………あぁ…怖い、何でこうなった」
ジュリア「かっわいーわよぉー」
リムサ「女の子になるといいわよ」
エレン「今日だけなればいいじゃんっ」
フシル「はぁ…ご勝手に…」
ジュリア「じゃあ変えちゃうわね〜♪」

カイ「いや俺かよこの役目ェ…」
キル「仕方ないだろう司教なのはお前だけだ」
カイ「似合わねェ…司教のこの服似合わねェ…つか普通神父がやるんだろォ?」
左綺「似合ってますよカイ様!自信もってください!」
カイ「ありがとよ…」
キル「左綺、会場はどうなってる」嫉妬←
左綺「エレン様とオル様のお陰でもうばっちりです!」
キル「魔鬼達はどうした」
チトセ「あぁん?」
エリック「え、なんでそんなに不服なのw」
チトセ「こっちはもう終わってる、試食でもするか?」
キル「貴様を腕を疑ってる訳では無い」
エリック「良かったー」

アルス「結婚式は2度目だが…昔と今は違うなぁ」
エル「あー二回目かぁ…俺あれ見てたわw暇でw」
アルス「なんだ覚えてるのか?」
エル「俺そんなにほいほい忘れねぇしなぁ…」
アルス「流石は過去を管理している者か…」
エル「んで?二回目の結婚だけど相手は違うか、ていうかお前初めてなの?あいつとの結婚」
アルス「幾度と無く振られてきた」
エル「ははっじゃあ念願の結婚式か…過去しか管理してやれねーけど、祝福を」
アルス「神らしい言葉だな?」
エル「神様だっつの」

カイ「よく来たなお前ら、今日は俺らの頂点アルスディア・フルバードとフシル・クロードの結婚式だ。いやまさかまだしてなかったとは…んなこたァどうでもいいな、とにかく新郎…って言うの変な気がする、俺らの父さんのお出ましだぜ」
アルス「君はなんでそんな風にしか言えないんだ」
スフレ「ははっ確かに新郎という感じではないな」
アルス「そうか?」
スフレ「私を付き添いにするのも、なんだか変な感じだしな」
アルス「私には君ぐらいしか思い当たる人がいなかったよ」
スフレ「…そうか」
チトセ「うっわかっこい…」
ゼオ「!!?!?」
カイ「よぉ、決まってんなァ…マフィアみてェw」
アルス「貶してるのか…」
カイ「スーツ決まり過ぎだってw」
スフレ「では」
アルス「あぁ」
カイ「んじゃ次は新婦の入場だ!」

フシル「な、なんで皆さんこっち見てるんですかね」小声
フォール「そりゃお前wお前が主役だからだろ」
フシル「しゅ、主役…」
エリック「わぁ…あれ?フシルさんて女の人だったっけ」
ゼン「あいつらお得意の魔法だろ」
エリック「あぁーていうかあれおっさんに似てるね」
ゼン「気配がまるで違うけどな」

アルス「きみが父親役とはな」
フォール「俺もびっくり」
アルス「…とても似合っているよ」
フシル「あなたこそ」
フォール「じゃなー」

エル「なーんでお前なんだよ」
フォール「俺のが人当たりがいい」
エル「へいへい…まぁどちらにしろやりたくは無かったけどよ」
フォール「だろうなw」
エル「それより、あいつら聖書聞けるのか?」
フォール「さぁ、でも人間と鬼ならどうにかなんじゃねぇの?」
エル「そっか」

カイ「聖書朗読」
アルス「大丈夫か?」
フシル「何がですか?」
アルス「…良かった」(ここに来て悪魔時代の血が疼くっみたいな事があれば大惨事だからな…)

チトセ「頭痛い…」
エリック「俺も…」
イアン「だいじょぶー?」
ゼオ「魔鬼って悪魔側なの?」
チトセ「言い伝えでは悪魔と契約した鬼が魔法を使い始めたところからって言われてるからな…かもしれない」
エリック「えぇー…」
ゼン「耳塞いだらましか?」
エリック「気分はねー…まぁいいや魔法使っちゃえ」
チトセ「やめろあほ、体の限界分かんなくなるだろ」
エリック「あ、はい」

アルス「カイ、早くしてあげてくれ」
カイ「あー?おォ、死屍累々だなァ?んじゃ以下略」
フシル「ふふ」
カイ「じゃ次は結婚の誓いだ、お前ら2人は俺ら子供たちの育児を続けー」
フシル「おいこら」
カイ「ははっまぁなんたらかんたらで、愛し続けることを誓いますカ」
アルス「なれない敬語を使うんじゃない、誓います」
フシル「貴方もじゃないですか、誓います」
カイ「よーし!フシル、ブーケと手袋を渡せ」
フシル「はいはい」
スフレ「貰うよ」
フシル「お願いしますね」
カイ「ほらよ」
アルス「どうも…フシル」
フシル「はい」
アルス「外すんじゃないぞ」
フシル「もちろんですよ、ほら貴方も」
アルス「あぁ」
カイ「けっ」
アルス「司教さんは心が荒んでるな」
カイ「荒むわ…ほらキスしろキス」
フシル「省略」
アルス「しない」

チトセ「お前にはあぁ言うかっこよさが足りない」
ゼオ「嘘でしょ…」
左綺「お二人とも幸せそうですね」
キル「ふ、当然だな」
エレン「ぐぅ…めっちゃ嫉妬ぉ…」
リムサ「落ち着きなさい」
ジュリア「ほぉら、パパとママの結婚式よぉ」
エレン「やめてよっ」

カイ「ほら手ぇ貸せ…えーと、ここに結婚をふんたら!」
フシル「てきとうすぎるんですがっっ」
カイ「お前らに限りない幸福を祈るとともにお前らの結婚を認めますっ」


左綺「皆さん次はこちらになりますっ」
チトセ「自分て作ったやつ食わされるってどうなんだよ」
左綺「あははーまぁそう言わずにっ」
エリック「ゼンの分作っといたよー」
ゼン「え、俺あっち食えねぇの?」
エリック「チトセ君の作ったやつ美味しすぎるじゃん…」
ゼン「お前のが一番だって」
エリック「わがままダメですぅ、ゼンはこっちしか食べれませんー!」
ゼン「畜生」
ジュリア「おいし〜♡」
リムサ「チトセを誘拐した方がいいと思うの」
エレン「こわ、やめてよ」
カイ「あー疲れたァ」
キル「食わせろ」
カイ「お前は仕事中だろォ?まーいいけどよ」
キル「ふむ、美味いな」
左綺「あーカイ様っ俺も俺も!」
カイ「しょうがねェ奴等だなァ」

チトセ「おめでとう」
アルス「やっと君のお父さんだと言えるな」
チトセ「何言ってんだよパ…!?」
ゼオ「!?」
フシル「いつの間にパパなんて言うほど仲良く!?」
チトセ「ふざけんな違う!」
アルス「いやーまさか本当に刷り込みになってるとは」
チトセ「お前何したんだよ…まぁいいや」
ゼオ「良いんだw」
アルス「それよりチトセくん、どうだこの服は」
チトセ「ん、かっこいい」
アルス「そうかそうか、君も似合ってるよ」
チトセ「あんたには負けるよ」
ゼオ「フシルさん性別まで…流石ですね」
フシル「どうも、折角なので娘達の好きなようにさせました」
アルス「なるほどそんな事があったのか」
チトセ「綺麗だな」
フシル「ありがとうございます」
チトセ「へへ、なんか嬉しい」
ゼオ(チトセの御機嫌がウルトラハイパースペシャル最高級に…イイッッ!!!)
スフレ「少し良いかな?」
イアン「ごめんねー!」
ゼオ「あ、ほらチトセ、行こう?」
チトセ「んーまたな」
アルス「あぁ、またおいで」
イアン「おめでと!」
フシル「どうも」
スフレ「おめでとう二人とも」
フシル「ありがとうございます」
アルス「君たちはどうなんだ?」
メロディ「私とスフレ様は婚約するまでもなく何者にも変え難い赤い糸がっっ!」
スフレ「違う、私は誰とも婚約はしないからね…」
フシル「しなくても仲良くなれますしねー」ジト目
アルス「何のことかなぁ〜」
スフレ「はははっいつも通りでよかった君たちいつなら暇なんだい?」
アルス「…朝か夜か?」
フシル「どの日にちが暇というのは無いです…」
スフレ「そうか…そのうち会いに行くよ、では」
メロディ「待っていてくださいねー!」
フシル「はーい」
イアン「ねぇねぇ、フシル幸せ!?」
フシル「もちろん」
イアン「ふふ…ねぇねぇ」
フシル「なんですか?」
イアン「俺もたまに会いに行っていい?」
フシル「もう、どうしたんですかー」
アルス「良いに決まってるだろう?」
イアン「良かった!エルも連れて」
フシル「やめなさい」アルス「そいつはいらん」
イアン「あ、はい」
エル「あぁん!?」

エリック「おめでとー!」
ゼン「近くで見ると尚更小さいな」
フシル「小さくない」
アルス「これでもじじいだからなぁ…縮んだのかもしれない」
フシル「そんな訳ないでしょうが」
ゼン「エリクはなんでこういうの着れなかったんだ」
エリック「俺は男ですぅ胸元系のドレスは着たらアウトですぅ!」
ゼン「そうか」
アルス「エリック…ほら騒ぎ過ぎて頭に可愛いお花が付いてるぞ?」
エリック「あれー?どこ!?取って!」
ゼン「お れ が と る」
エリック「あれれー?あれあれー?ゼンさん嫉妬でーすかー?」
ゼン「うっぜぇ」ギリギリギリ
エリック「痛い痛い痛いww」
フシル「ふふ、仲がいいですね」
アルス「本当だな」
ゼン「またな、余計なことするなよ」
アルス「いやぁ婿殿で遊ぶのは楽しいなぁー」
ゼン「婿殿は貴方じゃないんですか?新郎さん?」
アルス「はっはっはっ」

左綺「アルス様、そろそろ」
アルス「もうか?早いな」
キル『さっさとしろ!馬が、馬が暴れる!』
左綺「だから俺がやるって言ったのにぃ」
キル『乗馬とかまじ許さンンンンンンン!!!』
フシル「うるさい」
ジュリア「では皆様ぁ新郎と新婦が退場するわぁ」
リムサ「外に移動して〜」

キル「はやく、早く乗れ!!」
アルス「はいはいwフシル、ブーケ投げたらどうだ?」
フシル「あ、はい」
ぽーい…ばさっ
フォール「ぶふぉwww」
エル「お前相手いないくせにww」
フォール「どうしようww」
キル「乗ったか?乗ったな?行くぞ!」
フシル「はや!!」
アルス「はっはっ」
左綺「お幸せにぃ〜っ!!」
チトセ「賑やかな結婚式だったな」
ゼオ「うんw」
エリック「さ、帰ろー」
ゼン「何が辛かったって美味そうな飯食えない状況」
エリック「結構食べるよね…」
ゼン「腹はずっと減ってる気がする」
エリック「まじか、なのに筋肉かよ…」
ゼン「脂肪は全部筋肉に変換」
チトセ「なんだそれ羨ましい」げしっ
ゼン「痛くないのか」
チトセ「めっちゃ鱗だった」
ゼオ「チトセww」
エル「ほらてめぇら帰んぞ!!」



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