台本小説
□結婚式
1ﾍﾟｰｼﾞ/1ﾍﾟｰｼﾞ
リズ「ふふ、緊張してますか」
ゼン「全く、自分が龍人で無ければと思っているところだ」
リズ「なるほど、なかなか面倒な掟ですものね、貴方の所は」
ゼン「まぁな」
リズ「では花嫁…花婿…？まぁいいや花嫁の入場です！」
エリック「あるきづらーい」
アルス「大丈夫か？」
エリック「だいじょぶ」
アルス「私で良かったのか？父親代わりは」
エリック「一番お父さんっぽいじゃんw」
アルス「…そうか…ではな」
エリック「うん、ありがとう」
ゼン「…馬子にも衣装だな」
エリック「わ、ひどい」
ゼン「似合ってるぞ」
エリック「嬉しくないなぁ」
ゼン「どっちなんだよ、にやにやして」
エリック「…ふへへ」
ゼン「なんだその顔」
エリック「いいじゃんいいじゃん」
リズ「ほら二人とも、やりますよ」
ゼン「あぁ」
リズ「ではゼンさんから、ゼン･ソリッド、貴方をエリック･ブレアの夫とし龍人の名において何よりも妻を一番に考え、守り抜くと誓いますか」
ゼン「我が祖龍の名において誓いましょう」
リズ「よろしい、エリック･ブレア、貴方をゼン･ソリッドの妻とし、健やかなる時も病める時も共にいると誓いますか」
エリック「誓います！」
リズ「では誓いの口付けを」
ゼン「…おいこら目を閉じろよ」
エリック「ぷぷぷー目が合っちゃうと恥ずかしいのかなぁー？」
ゼン「ﾁｯ」
エリック「おこっt」
ゼン「喧しい」
エリック「」
リズ「なんて新婚感のない」
ゼン「来たのか」
師匠「息子の晴れ舞台だからな！当然だ」
ゼン「誰が息子だ」
ラン「兄様が幸せそうでランは嬉しいです」
ゼン「お前も早く探すんだな」
ラン「そうですね、兄様のような人を探します」
ゼン「なかなか居ないだろうな」
エリック「ありがとうね」
アルス「私なんかに務まるのかと不安だったが…良かった」
フシル「お二人共とてもお似合いでしたよ」
エリック「へへへ、フシルさん達はしないの？結婚」
フシル「もうしてるんですよ？」
アルス「そうなのか」
エリック「どういうことさーw」
フシル「ふふ、どういう事ですかね」
アルス「それよりも主役が歩き回って大丈夫なのか？」
エリック「そっちの方が楽しいじゃん」
アルス「そうか、気をつけるんだぞ」
エリック「はーい！」
ミカ「えりっくー！」
エリック「ミカ！どこに行ってたの？」
ミカ「色んなところお手伝いしてた！」
エリック「そっかそっかー偉かったなー！」
ミカ「ミカは2人の子供になれるのかな」
エリック「俺はそのつもりだよ！」
ゼン「だが断る」
エリック「あ、ほらパパだよー」
ゼン「やめんか」
エル「よう龍人、お前の掟のあれどうなってんのよ」
ゼン「お前はほんとに知識欲の塊だな、あれは妻に戦いをさせるなとか死なせるなとかそんな意味だ、優先しろだのなんだのはどうでもいい」
エリック「えー！どゆこと！誓いおかしい！」
ゼン「…死なせるな、なんて事を誓いの言葉に入れるのは昔からどうなんだと言われていたからな」
エリック「はへー」
エル「まぁ、仲良くやれやwおめっとさん」
エリック「うん！おっさん花火は？花火」
エル「あー？ほらよ」
どーん
ゼン「…窓がでかいのはそのせいか」
エリック「おー凄いね花火！」
エル「打ち上げっていうより少し高いだけだから外に出るなよ」
ゼン「おう、分かったな」
エリック「はーい！」
イアン「えりっくー！！」
エリック「いあーーーん！」
ゼン「…頭痛くなる」
エリック「え、大丈夫！？」
ゼン「はしゃいでろ」
エリック「うん？わかった！」
イアン「おめでとう！」
エリック「ありがとう！」
イアン「俺も昔やったことあるんだ！なんかでみた！」
エリック「え、おっさんと結婚…？」
イアン「ちがうよー！レイラだよー！」
エリック「だれだそれ！」
イアン「んー俺の事はいいや！エリックおめでとう！」
エリック「もーありがとう！」
イアン「おめでとーーー！」
エリック「ありがとーーー！」
チトセ「落ち着け」
イアン「あぅ」
エリック「あ、チトセくんケーキあれ凄いね！」
チトセ「流石に神経がぶっ壊れるかと思った」
エリック「あははwありがと」
チトセ「いつでも俺らの家に来いよ」
エリック「うん、色々教えてもらいたいしーw」
チトセ「なるほどな、構わねぇよ」
ゼン「その時は俺も行ってやるよ、お勉強でも教えてやろうか？」
チトセ「結構だ」
ミカ「エリックエリック！花束投げるやつやってー！」
エリック「あるぇーやるのー？それ」
ゼン「とってやる」
エリック「やめてwwんじゃ投げるよ！」
エル「イアン取るんだ！」
イアン「なにをー！？とるー！」
エリック「そいやー！」
チトセ「ぐふ」
ゼオ「次の結婚式は俺とチトセですー！」
チトセ「やめろ…」
エリック「楽しみだねw」
イアン「…う？あれを取るんだったの！？」
エル「飯ばっか取ってんじゃねぇよw」
ゼン「…おいエリク、そろそろ行くぞ」
エリック「はーい！」
リズ「まぁただの飲み会でしたね」
ムーン「そんなもんでしょw」
リズ「これからしばらくゼンさんがエリックさんの後ろを歩く姿を…」
ムーン「まじかぁww」
エリック「ねーしつこいー」
ゼン「…気にするな…」
エリック「死なないよ！お屋敷で！」
ゼン「…あ、そうか」
エリック「そうだよ！そもそも俺いっつもゼンの目につくとこにいるじゃん！」
ゼン「…そうか」
イリア「めんどくさい夫婦ね！しばらく休みなさい！」
ゼン「！分かりました」
エリック「！新婚旅行だ！」
ミカ「その間は俺がお世話してあげる」
イリア「…ふむ、いいわよ！」