台本小説
□家庭教師ゼンさん
1ページ/1ページ
チトセ「よろしく」
ゼン「愛想のねぇガキだな」
チトセ「俺は魔鬼だ」
ゼン「訂正する、クソガキだな」
チトセ「うるせぇさっさと教えやがれ」
ゼン「大体お前白すぎだろ病人かよ」
チトセ「ふつーだろ!お前が異常なんだよ」
ゼン「いやこれ生まれつきだし」
チトセ「俺もだよ!」
ゼン「P55」
チトセ「おう」
ゼオ(何事も無かったかのように始めた!?)
〜
チトセ「科学系教えてくれよ、エルが分かんないんだ」
ゼン「あぁ、それで俺を呼んだのか…あのおっさん何でも知ってると思ってた」
チトセ「あいつなんにも出来ないぞ?俺はエルとアルスが本気で喧嘩したらアルスにつく」
ゼン「裏切りじゃねぇか」
チトセ「どっちが勝つか分かるんだからしょうがないだろ」
ゼン「へぇ…あ、そこ違うぞ」
チトセ「…なんで?」
ゼン「これは引っかけなんだよ」
チトセ「………もういい、わかった」
ゼン「俺いらなくないか?」
チトセ「基礎がわかんないんだよ」
ゼン「なるほど…」
チトセ「エルは教え方悪すぎ、過程飛ばして結論しか教えてくれねーの」
ゼン「そりゃわかんねーな」
エル(何故そんな言われないと…つかあいつあとでとっちめる)
チトセ「…どうだ」
ゼン「全問正解だ、お前学校いけよ金ならあるんだろ?」
チトセ「遠くてめんどい、あと俺同年代の友達みんな別大陸なんだ」
ゼン「友達のいない子か…」
チトセ「やめろ泣きたい」
ゼン「お前の近くには成人ばかりだしな」
チトセ「そうなんだよな…」
ゼン「俺がガキの頃は周りにはガキばっかだったぜ」
チトセ「龍人って子供あんま出来ないんじゃないのか?」
ゼン「知ってたのか、俺の部族は特殊だったんだよ」
チトセ「ふーん…その色の鱗も特殊だから?」
ゼン「いや、これは近接か遠隔かだな…結局部族によってなんだが」
チトセ「そうなのか」
ゼン「お前意外に知識欲あるな」
チトセ「意外にとは失礼だな」
ゼン「今日は終わりにするか」
チトセ「それなりに楽しかった」
ゼン「同じくだ、タダ働きだから気分は悪いけどな」
チトセ「エルに何かしてもらうからだろ」
ゼン「どうせ次はないだろ」
チトセ「…エル次第だな」
ゼン「まじか…」
エル「チトセくん?随分と言ってくれたな?」
チトセ「俺は本気だ」
エル「アルスの方に行くのか」
チトセ「嫌なら喧嘩すんな」
エル「……変な気ぃ使いやがって」
チトセ「気は使ってない、殺したいなら殺せよ」
エル「…」
イアン「チトセー!ご飯はー!!?」
チトセ「…悪い、今用意する」
イアン「はーやーくー!」
エル「…面倒な世界だな」
イアン「?」
エル「なんか、俺も腹減ってきたぞ」
チトセ「さっさと座れ」
エル「へいへい」
イアン「チトセも食べようねー」
ゼオ「さぁ俺の隣に…!」
チトセ「断る」
エル「俺の隣かよw」
チトセ「仕方なくだ」
イアン「いただきまーす!」
ゼオ「いただきます」
チトセ「…夜中に呼び出しとかなに、きも」
エル「きもとはなんだ」
チトセ「滅びろよ変態」
エル「勘違いすんじゃねぇっ」
チトセ「うるせぇするかよ」
エル「明日アルスが来る」
チトセ「え」
エル「1週間そっちで過ごせ☆」
チトセ「…は?」
エル「アルスがやろうとしてる事に気づけたらお前はもし俺が負けるだろうと思っても俺につく」
チトセ「…俺なんかいなくても…」
エル「お前がいなきゃイアンが困るだろ、あいつにはお前が一番の家族なんだからよ」
チトセ「なんでも一番はお前だろ」
エル「ったく、可愛げねーな」
チトセ「……用はそれだけだな?もうねる」
エル「おやすみw」
チトセ「おう…」