台本小説

□永年契約
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ゼン「…永年契約…だと…」
イリア「喜びなさい!」
ゼン「ずっと馬鹿でいてくれるなら大喜びなんですがね」
イリア「?どういうことよ!」
ゼン「…」
イリア「言わないと怒るわよっっ」
ゼン「怒る?」
イリア「?」
ゼン「殺すわよじゃなくてですか?」
イリア「死にたいの?」
ゼン「いえ、全く」
イリア「私が死ぬまで生きるのよ?」
ゼン(何かしらの圧力を感じた)
「それはちょっと断りたいんですが」
イリア「だめ!私の言うことは絶対なのよ!」
ゼン「はいはい…」
イリア「あ、そうそう…だから使用人減らすわね?」
ゼン「え」
イリア「全部ゼンがやってくれるでしょ?」
ゼン「…給料は」
イリア「いつもと同じ考え方でいいわ」
ゼン「……足りませんね」
イリア「じゃ1.2倍するわね」
ゼン「分かりました」
使用人達「!?」
イリア「…まぁ冗談だけど」
ゼン「ちっ」
イリア「ゼンより昔から一緒の人たちもいるんだからねっ?」
ゼン「知ってます」
イリア「あとゼンは最近よく外行っちゃうし…!」
ゼン「色々誘われるもので」
イリア「断ってよぉ!」
ゼン 「…分かりましたよ」
イリア「っ?いいの?」
ゼン「もちろん、貴女のご命令なら」
イリア「やった!言ってみるものね!」
ゼン(ちゃんと考えることが出来たのか…この娘は…)
「一応の知識があって安心しました」
イリア「なにそれっ!?」

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