台本小説

□アルスさんの魔法教室!
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アルス(残るは傲慢か、必要な器がそう簡単に見つかるわけも無いのだが…あぁ帰りたいフシルで遊びたい…)
エリック「なんでできないの…っ?」
アルス「…?」
エリック「たくさんやればできるとおもったのに…これじゃみんなを助けられないよ…」
アルス「…子供、どうした」
エリック「っ!?」
アルス「何をしている」
エリック「ま、まほーのれんしゅー…」
アルス「回復系か」(そう言えばジュリアが覚えているのは天体魔法であって回復専門ではなかったな)
エリック「うん…でも…2回くらいやるとつかれちゃうんだ」
アルス「魔力量の問題だな」
エリック「まりょ…くりょー…?」
アルス「…ふむ、時間がかかりそうだ…どうせ急ぐわけでもないし私が色々教えてやろう」
エリック「え…?」
アルス「今日はもう遅い、また明日ここに来たら魔法のことを詳しく教えてやろう」
エリック「?…うん?」
アルス「あまり深く考えるな、すべて教え終えたら欲しいものをやろう」
エリック「…まりょく!」
アルス「ほう…覚えておこう」


翌日

エリック(ほんとにいるのかな…)
アルス「ふふ、いないと思ったか?」
エリック「!!?」
アルス「ははは」
エリック「よろ…しくお願いします」
アルス「そう固くなるな」
エリック「…うん」
アルス「まずは魔力があるだけでは駄目ということから教えようか」
エリック「だめなのっ?」
アルス「あぁ、魔力だけでは魔法は完成しない」

エリック「あたまいたくなりそ…」
アルス「はっはっ」

数週間後
エリック「…いない…」
エレン「いるわよ!!」
エリック「!?だれっ?」
エレン「王さまが私よりお前の方が適任だろうって言うから来たのにぃいいい!子供に教えるの?僕が!有り得ない!出来ないよそんなことっ!」
エリック「えっ…えっ…?」
エレン「…よしやろう!」
エリック「!?」
エレン「どうせ王さまはフシルの事しか考えてないんだから…僕もう知らないもん…」
エリック「だい…じょぶ…?」
エレン「…いいなぁ…夢が叶えられるんだもんね?」
エリック「?」
エレン「道を外しちゃダメだよ、回復魔法だけ特化したら絶対後悔するのも忘れないで」
エリック「…うん?」
エレン「…まだ分かんないよね…ごめんね」

エリック「分かりやすい…」
エレン「王さまより教えるの上手でしょ」
エリック「うーん?」
エレン「えっ王さまの方がわかりやすい?」
エリック「ふたりとも分かりやすいよ?」
エレン「そっかぁー…残念」


更に翌日

アルス「さぁ最終日だ」
エリック「えっ?お別れなの…?」
アルス「あぁそうだ、色々教わったろう?」
エリック「うん…」
アルス「お前の欲しいものは、なんだ」
エリック「…魔力が…たくさん…たくさん入る器」
アルス「…そうか」
魔法展開
アルス「…完了だ」
エリック「ほんと…?」
アルス「あぁ本当だ、ついでに上級までの治療法は全て脳内に入れておいた、卒業祝いだとでも思え」
エリック「あ、ありがとう!」
アルス「…上手く使うんだぞ」
エリック「うん!!」

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