story T

□The eternal maze3
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「お!これなんかいいじゃねぇか」
「うおっ兄ちゃん流石だな」
「まあ一流コックだからな。よし、こいつも貰う」
「あいよ!…ところで兄ちゃん」
「ん?なんだ」
「あんた麦わらの一味だよな?こんな小さくて地図にも載らないような島になんで来たんだ?」
「……あぁ。船長の気まぐれだ」
「気まぐれ…ねぇ…。まさか変な噂でも嗅ぎつけて来たんじゃねぇよな…?」
「…噂?この島にはんな大層な噂でもあんのか?」
「……知らねぇんならいいだ。さ!他に欲しいもんはねぇか?」
「……ああ、あれも気になるな」

(…隠してんのがバレバレだっつの)

「なぁ、この島で人を捜してんだが」
「ん?どんな?悪いけど俺ァそんなに顔広くねぇぞ」
「一応聞いとく。緑の髪をして刀3本持ってるヤツ見なかったか?」
「緑の髪…?刀3本…?……あ!」
「ぇ!?あ、おい!なんだ!!」
「いるよ!!サンカヨウ杜研究管理官の人だろ!?」
「は!?いや、分かんねぇけどそこにいんのか…!?」
「…あ、ああ…まぁな。だけど…あそこは関係者しか入れねぇからよ。残念だけどやめとけ」
「…ここまで聞いといて行かないわけには行かねぇ」
「やめろ!!あそこだけは行くな!分かったな?」
「…ああ。そこまで言うなら…惜しいけど仕方ねぇな」

(サンカヨウ杜研究管理官…ロビンちゃんに聞くか)

…に、してもだ

まさかあいつがいるなんてな…ふざけ半分で聞いた甲斐があったぜ。

…ゾロ。
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