短編

□青春って感じ
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「さーやかっ!おっはよー!!」
「おー菜々!おはよ!今日はちゃんと起きられたんか笑」
「別に毎日寝坊してるわけじゃないんですけどぅ笑笑」


こんな感じの一見なんともない会話
でも、実際は腕を組みながらで傍から見たらカップルに見える…はずだ



なんではずってつけるかって?
それは私達が女子同士だからだ
こっちとしては真剣に付き合ってるし
通ってるのが女子校だから校内ではそんなに珍しいことでもなく、というより普通なんだけど、やっぱり世間一般からしたら特殊なんだろう






「…ねーねーさやか?聞いてる??」

はっ、っぶねーぼーっとしてたわ
なんの話してたんだっけ


「ごめん、ちょっとぼーっとしてた」
「…とか言いつつほかの女の子見てたんでしょ?」
「そんなわけないだろー」
「ほんとに?」
「ほんとだってー」
「じゃあ証明して!」
「はあ?どうやって??」


そしたら菜々が目を閉じたから、ああキスしろってことなんだなって


もちろん、しましたとも
もう慣れているようでなかなか慣れない菜々の柔らかい唇の感触




「朝から何いちゃついとんねん」

うっわー、岸野じゃん
見つかりたくなかったのにー!!!



「彩だけずるいぞー!」
「菜々はうちのだもん」
「もー!二人とも落ち着いてー!!」





こんな感じで毎日が楽しくて楽しくて仕方なくて、青春してるなぁって感じる毎日なのでした
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