短編
□足りないもの
1ページ/3ページ
「ねぇ、理佐ってもうニックネームと遠距離長いじゃん?うまくいってるの?」
こう聞くのは高校からの友達の齋藤冬優花。ちなみに私たちは今大学3年生。
そして今話題に出てきたニックネームとは誰か。そう私の恋人である。フルネームは名字名前。
「う〜ん。ぼちぼちかな。普通だよ。ふーちゃんは?」
「安定だね。山も谷もなく、安定だね。」
「安定だね。笑 でもいいじゃんねるは愛情表現が分かりやすいから。」
「分かりやすすぎるのも時には困るけどね。」
私とニックネームは高校2年の時に紆余曲折あって付き合うことに。そこからもう4年。遠距離3年目。時が経つのは速いなー。
そんなふーちゃんも高校2年から長濱ねると付き合ってる。高校の時はすごい喧嘩が絶えなかったけど2人とも大人になったみたい。
私とニックネームの大学は新幹線でも2時間かかる距離だからなかなか会えない。1番最近会ったのは、、いつだっけ?
メールも電話もお互い頻繁にする訳ではないからなー。これはふーちゃんにびっくりされた。
、、、会いたいなあ。