噂の相談部

□噂の相談部9
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時刻は17時。










今日も先生の雑用が終わったー!と背伸びをして荷物を纏める。












バッグを持ち、3階の作法室から出て、鍵を掛ける。



















鍵を振り回しながら、階段を降りる。











トントン、とリズム良く降りて、降りて・・
















『あれ、』














何かがおかしい、と思いつい口に出してしまった。














一度、立ち止まり後ろを振り返る。



















『一段しか進んで無い・・・?』

























まさか、と思った時には既に遅かった。




























































――同時刻




虹「悪いな。二人共、手伝わせて」











黒髪の目付きの悪い男の人と、赤髪と水色の髪の少年が大荷物を持ち3階にいた。










赤「いえ、大丈夫です」











黒「というかこれ、全部明日の肝試しに使うのですか?」
















虹「あぁ、去年の3年生が使った物だけどな」












色々な種類の小道具。ていうかよく取ってありますね。と言おうとしたが何だか話が長くなりそうな予感がしたので開いた口を閉じた黒子。















その間、黒子はチラッと桜木の部活の部室である前を通った為見たが電気はついていない。













黒「(帰りましたか・・・学校の七不思議について聞きたかったのですが)」












まぁ、電話でも聞けるし大丈夫かと。













前方にいるバスケ部の主将の虹村先輩が階段を降りようとした瞬間





















虹「うぉお!?」

















と驚いた悲鳴をあげた。

















何かあったのかと虹村先輩の後ろから顔を出すと




















制服を身に纏った一人の少女が踞っていた。

















そして黒子は悟った。













怪異だ・・・と。
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