噂の相談部

□噂の相談部8
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呑気に自己紹介をしていたが、タンタン・・














と何かが転がる音が聞こえた。













音がした方を見ると、ボールが一つ転がって













『・・・・黒子君、ボール出した?』





















黒「いえ・・・・寧ろ片付けました。というか、あれ」






















ボールじゃなくて人の頭に見えるんですが













バツンッ!と電気がいきなり落ち、暗闇の筈なのに、筈なのに!!!!





























首と首無しの胴体が黒子君と私の所に向かってくる。

















『ひぎゃああああああああ!!!!?!!』




















『来ないでェェェェェェェェ!!!』











黒「煩いです」







『ぐふぇッ』















初対面の人に腹パンされ、意外と痛くて崩れ落ちる。













見た目モヤシのくせに・・・













『と、いう……か、旦那、冷静ッスね。ヘッヘッヘ』








ふざけて問い掛ける











黒「対処法は分かっているんですか?」










コイツ・・・・ノリが悪いな。








『少年よ、これを貼ってこい。そうすれば世界は救われるだろう』


















黒「ま、まさか!あなただったのですね。生き残りの、勇者というのはッ!」







前言撤回!!コイツ、ノリ良いな!!















『お前に、我の【勇者】という商号を与えようッ!!』
















黒「要りません
















黒「では、行ってきます」













私が持っていた札をベリッと取り、首無し少年にベタッと貼り付けた。
















「ギィヤァァァァァァァァ!!!」

















耳の鼓膜が破れそうな声で、首無し少年は消滅していった瞬間に電気は付いた。


















黒「・・・・・・桜木さん、あなたいったい」















『・・・・帝光中学七不思議の一つ、首無し少年』












もう逃げられない。決意を決め、
















『幽霊が見える、って言ったらどうする?』


















精一杯出した声で、

















『ごめん』


















走って、体育館から逃げるように学校から出た。
















さらば、私の学校生活。
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