噂の相談部

□噂の相談部8
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黒子と出会った日は、涼しい秋風が吹く夜の事だった。



















『うへー・・・・最悪。』
















携帯が無い事に校門を出て気が付いた。















何処に置いたっけか・・・と暫し考え












あ、確か6時間目の体育館の時間で創作ダンスの為に使ったまま……
















第四体育館か。














『今の時間帯行きたくねーな。けど、行かないとなぁ』















そう、今の時間帯は午後の8時。ちょっと部の報告書を書いてたらこんな時間になってた











うん。私の集中力凄いね!!・・・じゃないな。















よく聞く、学校の七不思議の活動時間は午後8時からと午前5時までと決まっている。いや、














幽霊達の活発な活動時間でもあるが。















しかも最近、第四体育館には変な噂が立ってる。











三軍バスケ部の練習が終わった後、誰もいない体育館からボールの音が聞こえるという学校の七不思議。



















誰か練習でもしてんだろ。













ほらー、明かりがついていてボールの弾む音が聞こえるよー























『練習中に失礼します!!忘れ物を取りに・・・・・』




















あれッ?何で誰もいないの・・・?













『ハハハ・・・・マジかよ』














渇いた笑い声が誰もいない体育館に響く。









けど携帯の方が先だ









私達の班が練習をしていた辺りを隈無く探すが何処にも無い。












誰かが届けてくれたか?












まぁ、いいか。明日でも先生に聞こ「あの、もしかして・・・この携帯の持主さんですか?」















声が聞こえたので後ろを振り向くと
















私と同じ水色の髪をした少年が私の真後ろにいた。
















『・・・・・』















黒「・・・・?」















『いつから!!!!?!!?』














黒「遅い反応ですね。最初からです」


















相手は異常な程に冷静だ。












ま、まさか!?














『学校の七不思議!!?』
















黒「生きてます













黒「1年6組の黒子テツヤです」










『あ、あぁ・・・1年5組の桜木桜木です』
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