噂の相談部

□噂の相談部5
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狭い座敷に沈黙がヤバイ。


我が友人、黒子、助けて。と願いながら今朝の出来事を思い出す。



















































学校へ行こうとした時にお母さんの携帯に連絡が掛かって来た。


















別に気にしなかったので玄関を開けたら、グッ!と首周りのYシャツを捕まれた。



















『ぐえ………』
















Mymother……離してくだせぇ。















学校に遅刻するし、首、絞まってる。




















電話が終わってすぐに離してくれたが、











母「桜木、京都に行くぞ!」

















『は?』















と、制服のまま連行されて京都へ着いた。














『何があったの?お父さんも連れて来ないで……』


















母「実はね………」

















沈黙が続く、














え、何?身内?誰?














母「あんたで言う、お婆ちゃんの妹の子供の子供が亡くなったんだってー」
















母「ぶっちゃけ、あんたはその人見た事も会った事も無いけど私一人じゃ心細いから………」


















母「連れて来ちゃった!」













キャハ!と言う母を見て呆れる。
















そんな理由で………私を連れ出すな。
















『で、何処に向かうの?』

















母「んー………迎えに来るって!私の姉が。」
















『………お母さん、上にいたんだね。』















母「あっれ?会った事ないっけ?桜木より2つ上の息子さんに」


















『記憶にございません。』

















母「えぇ!ウソー!」

















テンションの高い母親だ。














そこへ












「春樹!!」















母「お姉ちゃん!!久し振り!」



















お母さんのお姉さんと、その息子さんであろう………














手には私の好きなラノベ……















クソ!!!!同士か!!!




















そう思った私は馬鹿だった……



















母親達は来て早々に葬式の準備をしている。
















子供である私達は座敷の部屋に隔離されてる。














『あ、桜木桜木です。よろしくお願いします!』


















暫しの沈黙。
















そして、本のがめくられる音だけが部屋に響く。




















そして、現在に至る。
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