噂の相談部

□噂の相談部9
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黒子との出会い2ヶ月が経ったある、冬休みのこと。














『え、学校で合宿するの?』










先生から頼まれた……来年に向けての花壇の整備をしている時、昼休み休憩で来た黒子が言った。










黒「はい、寒い冬の中で」














『あー・・・でも何で?』














黒「いつも合宿する場所が予約取れなかったらしいです」

















『ふーん・・・・』












興味なさそうに適当に返事をすると














黒「明日からなんですけど・・・」














予定表をバッ!と目の前で開かれる。


















黒「夜のお楽しみ、という名の肝試しがあります」










『あ、うん』













それが何?と首を傾げる。

















黒「僕と出会った時みたいにならないんですか?」















『・・・・それは、まぁ、学校の七不思議はいつも起こる訳じゃ無いから』





















『まぁ、なった時はなった時だ』























そんな無責任な・・・という顔をしている黒子。














だって昨日、お母さんが【学校の七不思議集】っていうDVD借りて来たもん。














一緒に(無理矢理だけど)見たから怖いんだもん。















本当にふざけんなよあのババア。














黒「じゃあ、七不思議に遭遇したら即電話しますから」


















出て下さいよ。だってさ。


















『寝てなかったらね』

















花壇の整備をし終わる頃には黒子もご飯を食べ終わっていた。
















『さて、私はご飯を食べて来るよ』























ヒラヒラと手を振り校舎へ向かう















黒「絶対に出て下さいよ。出なかったらお腹にイグナイトぶちこみますから」



















いぐ・・・・何それ。












『出れたらねー!!』

















適当に返事をし、昼食をとりに行った。
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