短い恋愛
□やっぱりアイスは夏
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とある楽屋。
私、白雪こと今人気上昇中の冷酷歌姫でございます。えーそんな私はカルテットナイトのペア撮影でして。待ってます。暇ですめっちゃ暇で((
「だぁ〜うるせぇ!お前冷酷じゃあねぇのかよ!」
「冷酷なのは歌の歌詞であって私本人は明るいです!☆」
「うぜぇから星をつけるな、」
突っ込んだ乱暴な言葉使いな人間はカルテットナイトの黒埼蘭丸助です、ちなみに丸助と言うと怒られます←
「だってぇ〜暇なんだも〜ん」
「しらん、練習しとけ。」
「えー蘭丸とペアだけだし、まだ終わんないしお腹すいたし」
「今関係ないのあったよな」
「気にしない気にしない」
蘭丸は突っ込みを諦め、呆れた顔をしたあと立ち上がり冷蔵庫を開け何かを取り出した。そしてそれを白雪に渡した。
「ほら、これくって静かにしてろ」
「おぉ〜モナカ〜❤ありがとう〜」
「やっと静かになる」
白雪はるんるんとモナカを袋から取り出し口に頬むる。うっとりしながら食べてるのを確認した蘭丸は読みかけの雑誌に目を移した。
しばらくしたら。
バンバンと机を叩く音が聞こえた。蘭丸は前をみたら白雪がモナカにかぶり付いたまま手招きしている。よく見れば反対側からモナカに入ってるアイスがこぼれ落ちそうだ。
蘭丸は考えた。そして、聞いてみた。
「お前、もしかして反対側から食えと?」
「こくこく」
「はぁっ////」
白雪は速くしろと言わんばかりに手招きしているが蘭丸はなかなかしない。当たり前だ、したらポッキーゲームみたいに唇が触れる。白雪と蘭丸は幼馴染みの付き合い。だが蘭丸は微かに白雪に好意を寄せているそれを感づかれないようにしているのにこの仕打ち。早くしないとアイスが衣装に付く。蘭丸はシラを切らし、反対に座り食べた。
バクッ
互いに噛みついたまま、白雪は微笑みモナカのアイスを舌でえぐり蘭丸の舌をかすった。蘭丸はびっくりして肩を揺らした、白雪はニヤニヤしながらアイスを舐める。そして、モナカを半分に咬み千切り食べた。指についたアイスを舐め蘭丸をみる、蘭丸も同じく口に入ったモナカを食べて口を開いた。
「てめぇ、どういうつもりだ。」
「なにが〜?」
「舌を舐めんじゃねぇよ!
俺じゃなかったら襲われてるぞ!」
蘭丸はギロリと睨んだ。
が、白雪は笑い。蘭丸の膝を上乗りにして顔を耳に近づけ囁いた。
「××××××××」
「なっ///////」
ガチャ
「つぎ、白雪とレイジなんだけど」
「はーい!」
白雪は藍に言われスタジオに向かう。蘭丸は真っ赤のまま固まっている白雪はドアのほうへ振り返り蘭丸に投げキッスをして去っていった。蘭丸はげっそりとしたあと、手を顔に当てた。
「あの、女王様が…」
「白雪は姫様だよ?」
藍は突っ込んだ。
「すみませーん白雪入ります!」
「白ちゃーん待ってたよん!」
「えへへっ〜」
白雪はレイジのところ行き、カメラに向かったらカメラマンに聞かれた。
「あら?ご機嫌ね?なにかあった?」
白雪は微笑み、ウインクをして。
「鏡さん煽ってきました☆」
私のかっこいい鏡さん。
はやくしないと…殺されちゃうよ。
だから、
「はやく目ざませてよ。王子さま。」