お話

□クロックワーカー王国と白の国
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それから数日後のことです

怪我も癒えてきたしそろそろ帰らなきゃダメだよねどうしよ…と考えながら木苺を食べていたレイラの所へ男女がやってきました
レイラが話を切り出そうと口を開く前に、女が言葉を発しました

「あなたのために働きたいのですという言葉、実行に移させていただきたいのですが…」




女の話は「故郷を捨てて、レイラ教を国教とする国をつくりたい」という趣旨でした
更に途中から男も女の話に加わり、いかにレイラへの信仰が厚いか、レイラのために尽くしたいかを延々と語り始めてしまいます
収拾がつかなくなってきたので、レイラは言いました

「私が国の発展と運営に協力する代わりに、平和の維持と正しい歴史の記録をしてくれるならかまわないよ」

男女の答えはもちろん「Yes」でした
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