夢小説

□やっぱり亀より魚にしろ!!
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今日は一人ニューヨークの夜のビルを越えながら情報収集。
何か一つでもマスターに貢献しねぇとと思っていた。

なんとなく路地裏を見てみるとパープルドラゴンズが3人で一人の女を追っかけ回している。

「おもしれぇ、混ぜてもらうか…」

俺の今の姿を見たら気絶して悪夢でも見んだろうな…。
そんな悪い事を考えながらビルの屋上から飛び降りてアイツ等の後ろを取る。
上から来たからビビってやがる。

「中々思いきった事してんな!」

さて、どんな女を追っかけ回していたか顔でも拝んどいてやるか……

んっ????


えっ…?


『あっ、ゼバー…さん…』


タートルズと一緒にいるオクトーバー…が、なんでコイツ等に追っかけ回されてんだよ!!!
オイッ!なんなんだよ!!

オレはパープルドラゴンズのホンに近付く。

「なんの真似だ??」

「す、すみません…ガゼットさんに頼まれたんです!!!」

アイツ…どんだけ手際よく手を回してやがるんだ…
そういやぁ、さっきやらためたら道を聞いてきたな…
まさか、なぁ…いや、あり得る!
アイツ、バカなんじゃねぇか!?

才能の無駄遣いってこの事か!?

「チッ、もういい帰れ…」

追い払うように帰らせてオクトーバーと二人っきりになる。
なんか…わかんねぇが…気まずい気がする。

『ぜ、ゼバーさん…あ、ありがとうございます。』

「感謝される程じゃねぇよ。第一、助けた覚えもねぇ…」

そっぽ向くオレだったが…内心は顔を見れただけでも嬉しいなんて思っちまってる。
どうかしてるな…。

『…で、でも』

戸惑っている情けねぇ声が聞こえる。
オクトーバーらしすぎて笑える。

もう一回振り向けばある事に気付く。


私服!!


いつもの忍者の格好じゃねぇ…
タンクトップの上から別のもん羽織って膝下までのスカートにブーツ…


に、似合いすぎだろう!!!


なんか、わかんねぇけど動揺するオレが居る。


『ゼバー、さん?』


名前を呼ばれて軽く咳払いをする。
なんも感じてないぞとアピールしてみる。

不思議そうにオレを見る。

「全くよ…なんでアイツ等に追いかけ回されてんだよ。ぶっ飛ばしちまえばよかっただろうに…」

『あっ…パープルドラゴンズの皆さんは…追いかけ回しても…暴力まではしてなかったので…』

このお人好しが!!
何かされたじゃ気がすまねぇんだからな…

ただでさえ、顔も良い…し…じゃねぇ!変な事考えるな。俺…

「まぁ、今日は運が良かったと思っておけ…」

『はっ、はい…』

俺に向かってぎこちない笑みを見せる。
硬直する…その笑みを俺に向けるのか?

てか、期待しちまう…


「やっぱり、亀より魚にしろ…」

『はい?…』

「ラファエロに恋するな!オレを好きになれ…」

思った事をサラサラ言うとオクトーバーの顔が真っ赤になって破裂しそうになってら…
マジで可愛いやつ…

今まで好きになった女なんて居なかったなぁ…

コイツがそもそも選べるかが怪しいが…

『あ、あああっ、ゼバー、さん…あっ、あの…』

慌てふためいて…だから、面白いんだよなぁ…

顔を近付けて押し付けるようにキスをしてみる。
てか、魚からキスって…嫌がられそうだが…


目の前に居るコイツは違うみたいだな…


『っ〜////』


まんざらでもなさそうだ…


「生くせぇって思わねぇのかよ?」

『えっ??…ゼバーさん…生臭いですか?』


逆に聞くなよ…

聞いた俺が悪いがもう一度キスをするとまた顔を真っ赤にしやがる。
肩がビクッと跳ね上がる。

魚にキスされて抵抗出来ないなんてバカな奴と思っちまうが…

それが良いのかもしねぇ…

口内に舌を侵入させるとまた肩が跳ね上がる。
こっちは呼吸が出来るから良いがコイツが何処まで大丈夫か…なんて気にせず舌を絡めてなぞり回す。


『はっ、…っ、ん…』


足に力が入らなくなってきたのか足元がおぼつかない。
俺は壁にオクトーバーを押し付けると腰を抜かしたかへたりこんだ。

それでも、俺はキスは止めない…


『ん……ゼ、バー…さん』


なんとか息をしたと思いきや…俺の名前を言う

むず痒い…ような、恋しいような…


へたり込んでいるのを良い事にコンクリートに押し倒す。

良い眺めすぎて笑える…

「いい気分だろう…もっと気持ちよく、してやるよ…」

『…ん…』


抱き締めてやって乱してやった…



終わり

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