夢小説
□中編
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ガゼットに腕を引っ張られタートルズと離ればなれになったオクトーバー。
彼女は戻ってこれずかれこれ3週間が経とうとしていた。
広間で四人ともソファーに座って各自ボーッとしていた
「……オクトーバー、帰ってこないのかな?」
「帰ってこないんじゃなく帰ってこれないんだろう……カレンを殺そうとしちゃったんだし……」
ミケランジェロがガッカリした表情でため息を付いてそう呟いたレオナルドもため息を付いて思い出すオクトーバーが仕込み鎌でカレンを殺ろうとしたあの瞬間。
その後の表情も思い出す何をどうしてと動揺し怯えていたオクトーバーの姿
それに続けてドナテロは言った。
「まぁ、そうなんだけど……オクトーバーが居ないのってヤダな……」
「一体、どうしちまったんだよ……オクトーバーのやつ!」
「どうしちまったんだろうなぁ」
悔やんで怒鳴り散らすラファエロに続いて一言。
一瞬、空気が凍り付く。
居てはならない人物がどさくさに紛れている。
「あっ?話しねぇの??」
「「「「ガゼット!?!?!?!?!?!?!?」」」」
一同ソファーから身を引いて距離を置き各自武器を構える。
相変わらずニヤニヤしながらこちらを見ている。
「なんだよ?大歓迎か?照れるな!」
「誰もお前なんて歓迎してねぇよ!?」
「て言うか……なんでここが?」
余裕なガゼットは冗談をかましてくるが敵である相手にラファエロはサイを手際よく回す。
レオナルドは冷静になって今の疑問をぶつける。
ドナテロとミケランジェロは縦に頷く。
「えっ?お前らがあめぇんだよ!サソリに背を向けるなんざぁ忍者じゃねぇぜ!」
肩で笑い手をポケットにしまい広間を見渡す。
警戒をし続ける一同は武器を構える続けているとガゼットのサソリの尻尾が飛んできて武器は床に音を立て落ちた。
ガゼットが振り向くと丸腰になってしまった一同にイタズラな笑みでこう言う。
「おっ、警戒解いてくれたのかぁ?優しいなぁ〜」
そう言ってソファーに座る。
「オイッ!どうするんだよ?」
「オクトーバーの事も聞かないと行けないし……」
「なんとかこの場を乗り越えよう。」
ラファエロ、レオナルド、ドナテロがいをけしてガゼットに振り向くとミケランジェロがガゼットのサソリの尻尾に興味を抱いていた。
「ねぇねぇ!ガゼットのサソリの尻尾って猛毒???」
「おうっ、そんなんだぜ!そん時によって毒の量調節してるんだ!」
呆れ返る三人。
だが、ミケランジェロなら聞き出すことが出来るはず。
ガゼットも意外と溶け込んでいる。
「でさぁ、ガゼット……オクトーバーは無事なの????」
「ああっ、無事だぜ。今頃、ゼバーとイチャイチャしてんじゃねぇの?」
ミケランジェロが無意識に本題を繰り出すとガゼットは目を合わせ笑いながら答えた。
それを聞いて三人は硬直した。
一番硬直したのはラファエロだった。
ゼバーとオクトーバーがスキンシップしてたりあんな事やこんな事をしているんじゃと最悪は方向を考えていた。
「えっ!?フィッシュフェイスと!?」
「ぶぅ!!!ゼバーがフィッシュフェイスって!!今度呼んでやろう!」
吹き出して笑っている。
あり得ない程の溶け込みぷりだ。