夢小説
□前編
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「オクトーバー……何かあったらボクで良ければ聞くよ?」
『だ、大丈夫、です』
「本当に?……」
本当は大丈夫じゃないです。
でも、散々私が迷惑をかけているのに相談するのも気が重く……
ドナテロさんは私を気にしながらラボに戻りました
私はある事を思い出しました。
私が小さい頃にマックスくんと言う男の子が好きになって何も言い出せず一生の片想いであったけど幸せだった……
そんな中、あまり話をした事がない女の子にこう言ってきました。
《私、マックスくんが好きなの!オクトーバー、応援してくれるよね?》
そう笑顔で言われ私はぎこちない笑顔を見せて……
『う、うん……応援、してる……』
フラッシュバックする記憶……
幸せが崩れ落ちて行った……
何度同じ事が起きたんだろう……
そう思っているとカレンさんが私に声をかけてきました。
ラファエロさんは漫画を読んでいます。
「オクトーバー……話があるんだけど良いかな?」
『あっ……はぁ……』
嫌な予感がする……
もう、起こらないで……
そう思いながらカレンさんと一緒に皆さんが居ない所で話をしました。
「オクトーバー……私、ラファの事が好きなの!」
『えっ?…………』
どうして?……同じ事が起きるの?
どうして?……私に言うの?
「一緒に居る事が多いオクトーバーに言いたかったの!ねぇ、応援してくれるよね?」
『えっ、あ、……う、ん』
私はなんて無意味なんだろう……
なんで、頷いちゃうんだろう……
私の心の中のどんよりとした気持ちのままある事件が起こりました……
クランゲロイドにまた遭遇したカレンさんがクランゲロイドに誘拐されました。
皆さん、慌ててカレンさんの携帯の番号で場所を割り出して私も一緒にカレンさんの救出に向かう。
横目でラファエロさんを見るととっても必死な表情で……
私は……どうすれば……どうすれば……