夢小説

□その腕の傷痕は誰にも見せんな!(ニック亀)
2ページ/4ページ


すぐに調理場に連れてこられたオクトーバーはエイプリルから事情を聞いた。
瞬きしながら困った表情を見てこう言った。

『あっ、あれは……たまたまで…何か出来ないかな?って……』

さすがに五人に囲まれていると怖いらしく居場所に困っているのが伺わられる。
しかし、エイプリルは手を合わせてお願いしてきた。

「オクトーバーなら作れなくないでしょう?」

『えっと……上手く行くか……そもそも私あまり料理した事なくって……』

エイプリルがお願いしている背後に四人は話し合い前にスプリンターに使った目をウルウルさせるを使いこちらを見ている
スプリンターは駄目でもオクトーバーには通用するはず。
普通の女性なら可愛いと思うだろうしかし、オクトーバーは困りながらも。

『わ、分かりました……つ、作ってみます……』

了承すると五人で喜んだ。
エイプリルからピザギョウザの作り方の紙を渡されて一人、調理場に入った。

何回も見返して深呼吸して取りかかる。

テンポよく作り方通りに進めるとまたまたフライパンの前に通過した時に右の袖が引っ掛かり危うくフライパンを落としそうになった。

『あああっ!;』

持ち手をキャッチしたオクトーバーは安心して息をはく。

『危ないですよね……』

両腕の袖を間繰り上げレシピ通りに作成する。



少し経ってたら調理場から良い香りが漂ってくる。
調理場から出て来たオクトーバーにミケランジェロは一目散に現れた。
目がキラキラさせているミケランジェロにオクトーバーは冷や汗をかいていた。

『あっ、あの……す、座って待ってて、く、くれませんか?;』

「うん!!分かった!!」

笑顔でテーブルの席につく。
ミケランジェロが目の前から居なくなってため息を付く極度の人見知りであるオクトーバーにしたら気持ちが重い事だ。
レオナルド、ドナテロ、エイプリルが目の前に現れた。

「出来たのね!」

嬉しそうにするエイプリルに戸惑いながらも『は、はい……』と答える。
ラファエロは中々その空間には入れず漫画を読みながらチラチラと見ている。

気になる所がある、オクトーバーの右腕の大きな切り傷の痕。
フット団から逃げ出した時に付いたと思われる。

ラファエロは漫画を読むのを止めてオクトーバーに歩み寄る。

「よーーーっし!俺様も珍しく手伝ってやるよ!!」

オクトーバーからピザギョウザが乗った皿を奪い取りミケランジェロが居るテーブルの上に投げてミケランジェロは見事キャッチする。

「おい!ラファ!食べ物は投げるもんじゃないだろう!!」

「でも、マイキーがキャッチしたぞ?」

レオナルドは眉間にシワを寄せラファエロに注意する。
ラファエロは軽く受け流しオクトーバーの右腕を掴み調理場に向かう。

「まだ、作るんだろう?」

『え、あっ、はい!』

引っ張られながらも返事をして二人は見えなくなった。

「ラファ、強引だね……」

「だな!」

ドナテロ、レオナルドと言葉に続く。
するとミケランジェロとエイプリルが先にピザギョウザを食べていた。

「おっいしーーーーい!!!」

「ムラカミさんの味!」

オーバーリアクションのミケランジェロに美味しそうに食べるエイプリルは幸せそうだ。
瞬きしながらお互いの顔を見るレオナルドとドナテロは箸を持ちピザギョウザを一口。

「「んんんんっ!!!美味しい!!」」

オーバーリアクション過ぎだと思ったが二人共オーバーになった。
まさにムラカミさんのピザギョウザであり表面はカリッと中はジューシーで最高の逸品。


+++
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ