TMNT(ニック亀)小説
□第4話
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手助けをしてくれたオクトーバーの洗脳は解ける事なくタートルズはゼバー達に出し抜かれてしまった。
その後にはシュレッダーとの戦いでやられてしまったがなんとか逃げ切った。
オクトーバーは助ける所ではなくシュレッダーに敗北するが、師であるスプリンターはけして攻めはせずタートルズをなだめた。
「息子達よ。そのオクトーバーと言う子のためにも悪に打ち勝つのだ。」
「「「「はい。先生」」」」
そうスプリンターは言うとタートルズはしっかりと返事をし同じ事を起こさないようにと決意を胸に修練を積むのであった。
その後、エイプリルが尋ねてきてパープルドラゴンズがフット団と何かしらの計画を立てている事を知りフット団のアジトに侵入する事になった。
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一方、フット団のアジトでは水槽に隔離されたオクトーバーはガラスを何度も拳で叩く。
あれから十数時間が経っていた普通の人なら息は出来ず溺れてしまうはずがオクトーバーはまだ水中の中で生きている。
叩き続けている中、逆側のガラスから何かが水中に入れられた気配がした。
その方向に振り向くと赤紫色の魚が泳いでくる。
金色の目がオクトーバーを見る。
不思議そうに伺いながら近づいてくる。
『……っ!』
「お前、まだ死んでなかったのかよ?」
聞き覚えのある声に瞬きをする。
そう黒人のゼバーだ。長い足で攻撃したりナイフを巧みに操ったり出来るあのゼバーだ。
今や足はなくなりヒレや水掻きが付いており人間の原型は無くなっている。
水中では話せないオクトーバーはゼバーから距離を取る。
息を吐き酸素を減らしてしまう。
「あ〜あ、水中じゃしゃべれねぇもんなぁ〜」
魚の姿になったとしても悪どい表情、態度は変わらない。
頭上から影が入り二人共上を向けば二足方向の巨大な犬がこちらを覗いている。
爪でガラスを叩くと水中に響く。
『っっ……!』
オクトーバーは驚いたのと水中に爪のつつきに耳を塞ぐ。
「テメェ!ガラス叩くな!響くだろうが!!!」
怒鳴り散らすがその犬はニヤニヤしながらシュレッダーに頭を下げた。
その犬は姿が変わったクリス・ブラッドフォードであった。