TMNT(ニック亀)小説
□第2話
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ニューヨークの地上では手裏剣が見つかった現場にフット団のオクトーバーが踏み入れていた。
刺さっていたと思われる手裏剣の痕を見る。
手裏剣が刺さっていたビルの屋上を見て左右のビルの壁を蹴り屋上に向かう。
何も置いていない広い屋上を見て弾き飛ばされたりした手裏剣を見つけ表裏、型を確認する。
『……ニュースにあった形と一致……』
手裏剣を懐に入れて立ち去ろうとすると黒いトラックが視界に入った。
同じ顔の男達がカプセルに入っている緑の液体を運び出している。
『……』
その緑の液体をトラックの中に入れ男達はトラックに乗り込んだ。
トラックは走り出した。走り出した瞬間にビルの屋上からトラックの上に飛び乗った。大きな音が響くと思ったが響かなかった。
+++
ドナテロのTフォンが鳴った。
電話の主はエイプリルだ。
「エイプリルからだぁvvv」
喜んで電話に出るとエイプリルが慌てていた。
喜びは一瞬だった。
「ドナ!大変よ!私の家の前にクランゲロイドのトラックが通ったの!!」
「なんだって!?クランゲロイドのトラックが!?」
エイプリルを慌てがドナテロに伝染した。
近くに居て聞いた三人は頷いて駆け出した。
一足遅れて電話をかけたまま走り出した。
エイプリルは電話越しで呟いた
「あと、私の気のせいかもしれないんだけどトラックの上に誰か居た気がするの」
「誰か???」
呟きに聞き返すドナテロは首を傾げた。
クランゲロイドの存在を知っているのは自分達ぐらいと思っていたドナテロであった。
+++
場面は一変し倉庫の出入口付近でクランゲロイドはフット団のオクトーバーに向かって銃で一斉射撃を放っていた。
しかし、オクトーバーの方がスピードは早く一体ずつ破壊していく。
『ヨシ・ハマトはどこだ??』
「ヨシ・ハマトと言うモノはワレワレクランゲロはシラナイ」
そう答えられると仕込み鎌で首が飛んだ。クランゲが威嚇をするが鎌を付きつかれ逃げ出した
次々同じ事を聞き返す。
『ヨシ・ハマトはどこだ??』
「ヨシ・ハマトと言うモノはワレワレクランゲはシラ……」
途中まで聞きまた首を飛ばす。
『ヨシ・ハマトはどこだ??』
「ヨシ・ハマトと言うモノは……」
同じ答えと悟ったオクトーバーは同じ繰り返しをする。
また首を飛ばす次々とクランゲロイドは多少の動揺を見せる。
「コノニンゲンハ異常ダ。クランゲ。」
「クランゲ確カニ異常ダ。」
クランゲロイドの頭に右足を乗せ体重をかけるミシミシ圧がかかり砕ける。
銃を構えるが無意味。
無言で他のクランゲロイドを襲う。