TMNT(実写)小説

□第三話
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一方、フット団はカライ指揮の元、オクトーバーを隔離し研究データを聞き出していた。

「言え……オクトーバー・エステルデ」

機器が多数ある中一つのボタンを押す。
すると部屋の中に他の人には聞こえない超音波が駆け巡る。

『っ……ぁぁぁぁっ……うっ……』

洗脳された状態であるが記憶は正常と判断されている上での拷問。
あまりの超音波に身体を動かせなんとかしようするが効果はなく耳を塞ぎ強く目を瞑る。

「データはどこだ!」

『っ……ぐっ……』

頭を振ったり苦しむオクトーバーにカライは腕を組んで見ていると部下が耳打ちをしてきた。表情を歪ませる。

「何……タートルズが廃墟の研究所に?」

カライは考えた。
あの亀たちがこんな真っ昼間に地上に出る事なんてあまりない。ましてやオクトーバー・エステルデの父が居た今や廃墟になった研究所に行くなどと。

「……武器を用意しろ!」

部下に指示を出し隔離されているオクトーバーにも声をかける。

「オクトーバー・エステルデ!出動するぞ」

拷問をしデータの事は吐かず仕舞いであったが洗脳している以上はとことん悪用すると決めているようだ。
超音波を切りオクトーバーは立ち上がりカライを見てこう言った。

『yes,サブマスターカライ……』


チュインと目の色が代わりロボットのようにカライに着いていく。



+++


その頃、タートルズはサンフランシスコ・エステルデ博士が居た研究所付近に到着した。
マンホールの下から回りを伺いゆっくり出てきた。

「ここがザビエルが居た研究所?」

「間違ってないけどエステルデ!」

「同じだな」

ミケランジェロがボケをかます。
あまりいい表情はせずドナテロはツッコんだが、ラファエロはフランシスコだからだろうか対して変わらないと思ったのだろう。大分変わるが。

レオナルドは人差し指を唇にあて「シッー」といった。
誰も来なくなった廃墟だと言えど急に誰かが現れるかもしれない。
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