TMNT(実写)小説
□第二話
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「ラファ!やめろ!!」
回転させられて騒ぐドナテロにレオナルドはラファエロに待ったをかけた。
しばらくにらみ合いになるがドナテロが再び口を開いた。
「ごめんごめん……実は防犯カメラにロックがかかっているセキュリティを間違えると一からやり直しとセキュリティが更に強化されて一発勝負なんだよ。それに珍しいんだよ。防犯カメラにまで」
三人とも聞くものの中々納得がいかないようだ。
一番に納得するのはやはりレオナルドだ。
「間違えなければだろう?頼むぞ。ドナ」
「まぁ、大丈夫だと思うけどね。」
そのロック解除にかかるすると制限時間が出現した。
皆、えっ?と言った空気になる。
制限時間は5分。
「制限あるの!?;」
ドナテロが驚愕しながら素早くキーボードを叩く。
いつもより早めに打てば間に合うはずと脳裏では考えていた。
「ドナ!頑張れ〜イエェェェェイ!」
「マイキー!うるさい!」
「…………ドーナ、ドーナ、ドーナ、ドーナ、」
画面とキーボードに集中したいのに急に騒ぎ出す兄弟。ミケランジェロを黙らせたと思えばラファエロが手拍子、応援しはじめてミケランジェロも手拍子、レオナルドもはじめた。
「ドーナ、ドーナ、ドーナ、ドナドナドナドナドナ」
「応援嬉しいんだけど黙ってて!!!」
黙らせながらキーボードを叩き続ける。
制限時間がどんどん近づいていく。
あまりにもロックがあるのとそのセキュリティにドナテロも焦りを見せる。
あとのラファエロ、レオナルドは緊張が伝わっているのか黙るミケランジェロは遊びだした。
気楽で良いなと呆れる。
「大丈夫、大丈夫……僕、落ち着け……」
制限時間が1分が経過する。
ラストにかかるドナテロ一分もあったがもう10秒しかない。
粘りに粘るドナテロは遂に制限時間内にロックとセキュリティを解除に成功した残り4秒だ。
「あ〜やったぁ〜やり遂げた〜」
ガッツポーズを見せるドナテロに拍手喝采を受ける。
誇らしげに防犯カメラの映像を見る。
時間帯は真夜中、一人の人間の影が見える。
ミケランジェロが口ずさむ。
「誰なのか分からないよ〜明るく出来ない?」
「はいはい。今するよ。」
ミケランジェロの要望にドナテロは加工して明るくする。
その映像に映っているのは……
「彼女は……オクトーバー・エステルデ?」
「なんでいるんだよ?」
レオナルドは覗き込み。無論、ラファエロもミケランジェロの頭を掴み避けながら言った。