TMNT(実写)小説

□第一話
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ここはニューヨーク。
日本とは違い人が多く文化も違う国。
そんな国の下水の底に金属音が響き渡る。

「はあぁぁぁぁ!!!」

「おりゃあぁぁぁぁ!!」

叫びも一緒に響き渡る。
彼等は変わった姿をしている緑色で甲羅があり二足方向の…亀。
戦っているように見えるが戦いではなく修練のため手合わせをしている。
青いハチマキの彼はレオナルド一方の赤いハチマキはラファエロだ。
また、別に紫のハチマキのドナテロに黄色ハチマキはミケランジェロである。
その修練の様子を見ているのはネズミの姿のスプリンター。

下水にこの五人が忍んで暮らしている。

「ねぇねぇ!ドナ!あとでテレビ見せてね!」

「マイキー、ちゃんと修練してよ」

ドナテロはドナと呼ばれておりミケランジェロはマイキーと愛敬があるあだ名だ。
分かるかと思うがレオナルドはレオ、ラファエロはラファと呼ばれている。

ミケランジェロは修練とは関係ない事を言ってきたためスプリンターがこちらを睨んでいる。
それに気付いたドナテロは巻き添えを食いたくないため真面目な発言をする。

「皆、やめ!」

ドナテロとミケランジェロはすぐにやめるもののラファエロはレオナルドに攻撃し続ける。
少ししてからやめたもののラファエロはレオナルドを睨む理由はさておきとして。

「今日の修練はここまで…」

スプリンターが四人に背を向けて去っていった。
するとラファエロはレオナルドに怒鳴り散らした。

「レオ!!!お前俺の足踏んだだろう!!!!」

なんて小さな理由なんだ。
レオナルドはラファエロの言い方に言い返す。

「だから、さっき謝っただろう!!!」

「謝り足りねぇんだよ!!!」

二人の痴話喧嘩にドナテロとミケランジェロは肩をすくめる。
相変わらずの光景に見慣れている。
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