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□願い事は何ですか？
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｢だって･･･ステラ、『アウルと一緒にいたいです』って･･･サンタさんにお願いしたんだもん･････｣
ステラの目には、涙がたまっている。
｢おっ･･･おい！泣くなって！ここ、居ていいから！｣
｢本当？｣
｢･･･うん･････｣
｢アウル、ありがとう！｣
ステラは、とても嬉しそうに笑った。
｢別に･･･。｣
ステラがそんな風に笑うから･･･僕がおかしくなっちゃうんじゃん･･･。
｢ばかステラ･･･｣
ステラの腕を引っぱり、抱きしめる。
｢･･･？アウル？｣
｢なんでそんな薄着なんだよ！見てるこっちが寒くなんじゃん！｣
｢アウル･･･｣
また、泣きそうな顔してる。
そんな顔、させたいわけじゃないのに･･･
｢別にいいけどね。僕も寒いし！こうしてた方が･･･あったかいしさ。｣
照れ隠しの言葉。
｢ステラ･･･嬉しい･････｣
笑顔で言うステラに、胸が高まった。
｢サンタさん･･･ステラのお願い･･･叶えてくれた･･･｣
｢あぁ･･･さっき言ってたやつ？｣
｢うん！アウルと一緒にいたいですって･･･お願いしたから･･･｣
｢･･･でもそれってさ、サンタに言ってもしょーがねぇじゃん。｣
｢？｣
｢だから･･･それ叶えるのは、ステラと僕じゃないの？｣
赤くなった顔をステラに見られたくなくて、アウルはステラから顔を背ける。
｢んー･･･｣
何か考えこんでいる様子のステラ。
｢･･･なんだよ？｣
少し不機嫌そうな声が、上から聞こえてきた。
｢あのね、ステラだけじゃなくて･･･アウルも同じお願い事だったら･･･そうだと･･･思う。
アウルは･･･サンタさんになんてお願いしたの？｣
｢なっ･･･｣
少し不安そうにうるんだ瞳が、アウルを見つめる。
｢ないしょ！///｣
ごまかすように、ステラを強く抱きしめた。
コイツにだけは･･･絶対教えてやらない
『ステラとずっと一緒にいたい』
end...
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