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□ベリースウィート・チョコレート
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「頑張ったのに・・・銀ちゃんにチョコいっぱい食べてほしかったのに・・・・・」



しょぼん、と俯く神楽。


そんな彼女に天の声。




「バーカ。チョコは固めなくても食べれるんだよ。
舐めりゃいいだろーが。」



神楽のかわいらしい胸キュン発言に頬を染めつつ、銀時は言う。


その言葉にばっと顔を上げる神楽。



泣き顔が、笑顔に変わる。




「そっかぁ!そうアル!!」


銀時からぱっと離れて、鍋の方に走っていく。



抱きついていた神楽が離れたのを寂しく思いつつ、銀時もそれに続いた。





「なー神楽。食べさしてくれよ」


あーん、と口を開けて促す。



神楽は一瞬きょとん、なったがすぐに了解の意味で頷いた。



「はい、あーんv」


人差し指にべっとりとチョコをつけて、銀時に差し出す。


そんな神楽を見て、銀時はにやりと嫌な笑みを浮かべ神楽の指についたチョコを舐めた。



わざと、指ごと口の中に含んで。



「ひゃぁっ!銀ちゃんっ・・・」


「甘いなー、このチョコ」


「・・・・・くすぐったいアル〜〜〜!!そんな舐めたらっ・・・ふぁっ・・」


「くすぐったいってお前なぁ・・・
まぁいっか。これから気持ちよくなるだろうし」


「え?」





銀時の言葉の意味を神楽が知るのは、数分後の事。







銀時が貰ったのは、神楽の愛が詰まりまくったものすごく甘くて大量などろどろチョコ。


そして神楽本人。






次の日、銀時は甘党人生初の『甘い物を食べない日』を経験したのであった。





END....



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