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□Snow Kiss
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部屋を出て二人が向かったのは・・・
教団内にある庭。
「さむ〜〜〜〜い!雪降ってるね・・・」
「ほんとだ・・・ホワイトクリスマスですね」
「うん・・・。
アレンくん、これ・・・プレゼント。」
「えっ!くれるんですか!?」
「もちろん。この日のために頑張ったんだから!」
リナリーからアレンへのプレゼントは、手作りのマフラーだった。
「わぁ・・・あったかそう。ありがとうございます、リナリー!」
「どういたしましてv寒いし、今から使ってくれると嬉しいな」
「じゃあ、使わせてもらいますね」
ふわっ
「・・・・・・・・え?」
「二人で巻いたほうが・・・あったかいですよね?///」
「・・・・・っ///うん・・・」
いつもより近い顔、甘い香りにドキドキする。
でも今日は僕の誕生日だから、
少しだけいい思いをしてもバチは当たらない?
「リナリー・・・唇、冷たくなっちゃいましたね」
指でその感触を確かめながら、そっと顔を近づける。
つめたくて、甘い唇が、僕の唇と重なる。
少し長く押し当てた後、ゆっくりと離した。
「・・・・ごめんなさい」
「何で謝るの?私、嬉しいのに・・・」
「・・・リナリー・・・」
「なんか、ロマンチックだね。雪が降る中でキスなんて・・・」
「コムイさんに見つかったら、僕殺されちゃいますね」
「・・・じゃぁもう、キスしてくれないの?」
頬を染めて、上目遣いで見上げるリナリー。
「そんなわけ、ないじゃないですか・・・」
だって、こんなかわいいリナリーに
何もしない人のほうがおかしいですよ?
「・・・・・コムイさんにはあとで殴られます」
そして僕たちは、本日2回目のキスをした。
今日は、クリスマス。
そして、
アレンくんの誕生日。
「アレンくん、生まれてきてくれてありがとう」
END.....
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