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□君が笑えば僕も笑うから
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「リナリー、誕生日おめでとう。」
「えっ・・・・・あ!」
「忘れてた?」
「うっ・・・うん。ラビが帰ってくる日だってずっと思ってたから・・・そっか。今日、20日だったね。」
「それっ・・・ズルイさー。」
「え?」
「それは反則でしょ。てか、俺のほうがプレゼントもらっちゃってるみたいだし・・・///」
顔を赤くするラビ。
「そんなことないよ!ラビからすごく嬉しいプレゼントもらっちゃったもん。」
「俺・・・なんかした・・・っけ?」
「帰ってきてくれて、抱きしめてくれて、キスしてくれたもの。」
そう言って、頬を赤く染めてはにかむリナリー。
「んじゃ、もう1つプレゼント。」
「え?」
「これ。」
「うっ・・・わぁ!きれい・・・」
小さな花がたくさん散りばめられた、薄いピンク色のピン。
「だろ?今回の任務先の町で見つけてさ。リナリーに似合いそうだなぁと思って。」
「ありがとう、ラビ!嬉しい!」
「よかった」
リナリーの笑う顔に、俺もつられて笑った。
もう一度、強く抱きしめ合う。
「大切にするね」
また涙が出そうになるのを、必死にこらえた。
end...
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