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□さわりたい、さわれない
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俺の方がヒドイこと言ったのに・・・

でも、こうなるのはいつものことで。


「別に」


こんなことしか言えない、俺。



恋人ではない、かといって友達でもない俺たちは・・・とても微妙な関係だ。


「休憩したら?」


「あっ・・・うん!」


近くにある椅子に座り、スポーツドリンクを飲む。


二人の間には、なんともいえない微妙な距離。

さわろうと思えば、さわれるキョリだけど・・・

俺たちの微妙な関係と、距離と、あやふやな自分の感情によって、できないでいる。


「あのっ・・・リョーマくんっ・・・」


二人の間に、長い沈黙があることに耐えられなかったのか、桜乃が声をあげた。


「何」


「あの・・・えっと・・・部活、戻らなくて大丈夫?」


「・・・・・大丈夫。後で走ればいいし。」


「え?」


?マークを浮かべて、首を傾ける桜乃。


「もうちょっと・・・・・ココにいたいし?」


「・・・・・・」


大きく目を見開いて、固まっている竜崎を見て、俺は小さく笑った。


「ねぇ・・・」


「はっ・・・はい!」


桜乃は肩をビクッと跳ねさせて、顔を真っ赤にした。


「もっと近くに行きたいんだけど」


俺は、竜崎の真っ赤な顔をじっと見つめて、怪しい笑みを一つ。


「イイ?」




アンタに近づいたら、触れるから。



逃げないでよ?



end...



*********
初リョ桜!
見事に撃・沈☆(爆)
桜乃の誕生日だし!と思って挑戦してみました(>_<)
まだまだだね・・・(涙)
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