ギアス部屋
□5.君からのキス
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「シャーリー・・・」
ルルーシュは、すがるように、求めるようにシャーリーを抱きしめた。
「ありがとう」
俺は、いつも君に救われてた。
温かく俺を包んでくれる、その笑顔に。君自身に。
「ルル・・・大好きだよ、ずっと。これからも。」
自然に涙が頬を伝った。
「ありがとう・・・俺もずっと、シャーリーだけを愛してる」
彼の鼻をすする音。
泣いてるの・・・?
そっと顔を上げると、目に涙をためて、流れるのを必死に止める彼の顔。
「えへへっ・・・ルル、変な顔」
なんだかおかしくて、笑ってしまった。
「笑うなよ」
「う」
ちゅっ
「えっ・・・」
「うん」と返事をしようとした時、突然口が塞がった。