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□・・・してもいい、か?
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ヘタレ攻へ10の試練@
9.・・・してもいい、か?
某日、アメリカ。
今日はいい天気。絶好のおでかけ日和だ。
「久しぶりに外出しよう」と言い出したのは真央だった。
「おい!でもまだ小夜が・・・」
「じゃあ、音無はカイに任せるわ!私たちは買い物行ってくるから。」
「はっ・・・」
「ハジも連れてっちゃうからヨロシク♪」
「・・・・・でも、私は・・・」
「いいから!あんたに来ていろいろ手伝ってもらいたいの!」
「・・・・・はい。わかりました。」
「よし!じゃっ!行ってくるわ!」
そう言って、真央は大人たちを引きつれ、さっそうと買い物に出かけた。
「・・・おぅ。」
・・・去り際に親指を付き立て、出されたのは・・・見間違いだと思いたい。
「まったく!こうでもしないとあの二人、先に進まないんだから。感謝してもらいたいぐらいよ。」
真央はボソリとつぶやきながらも、心の中では彼を応援していた。
「・・・はぁ。とりあえず、飯でも食うか。」
カイは、自分と小夜の分の昼食を作り始めた。