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□ハッピークリスマス
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沖縄、お父さんとカイとリクと初めて過ごすクリスマス。
かおりや謝花さん、デヴィットさん、ジュリアさんたちも呼んで、みんなでクリスマスパーティをすることになった。
「よし!店の飾りはこんなもんかな。」
リクは、店の飾りつけが上手くいったことに、満足そうに頷いた。
「お父さん!ご飯作るの手伝おうか?」
「ありがとう、小夜。じゃあ、カイの方を手伝ってやってくれないか?」
「うん、わかった。」
そう言って、少し離れたところで鍋を見ているカイに声をかけた。
「カイ!何か手伝うことある?」
「おっ、サンキュー!じゃあ、にんじん切ってもらっていいか?」
「うん。」
ピューラーで皮をむき、包丁で切っていく。
タン、タン、タン・・・
「痛っ!」
「小夜!?」
「あっ・・・指、切っちゃった・・・」
「指貸せ!」
「えっ・・・・・わ!///」
血が出ている人差し指を、カイが消毒している。
・・・・・カイの口で。
カイが隣にいるだけでドキドキするのに、こんなんじゃ心臓がもたないよ・・・。
「カ・・・イ、もう大丈夫だよっ・・・///」
「ん・・・気をつけろよ。」
「うん・・・ありがとう///」
顔が熱い。
(絶対、今顔が真っ赤だ。)
恥ずかしくて、カイの目に見れない。
「・・・小夜」
「?」
ちゅっ。
突然、唇と唇が重なった。
予期せぬ出来事に、私は目を見開いた。
「えっ・・・」
突然のことに驚く私は、パチパチと瞬きをし、目の前の顔が赤いカイを見つめる。
「・・・ごめん、キスしたくなって///」
「う・・・うん・・・・・///」
あぁ、どうしよう。
顔だけじゃなくて、全身が熱い。
お酒に酔ってる時みたいに、ぼぅっとしている。
「小夜」
「なっ・・・何!?///」
優しい声で、いきなり名前を呼ばれて、声が少し裏返ってしまった。
「・・・ごめん、嫌だったか?」
「・・・っううん!嬉しかった・・・よ///」
「そっ・・・か///」
「カイ・・・あのね」
「ん?」