Main Anime

□ハッピークリスマス
1ページ/3ページ

沖縄、お父さんとカイとリクと初めて過ごすクリスマス。


かおりや謝花さん、デヴィットさん、ジュリアさんたちも呼んで、みんなでクリスマスパーティをすることになった。



「よし!店の飾りはこんなもんかな。」


リクは、店の飾りつけが上手くいったことに、満足そうに頷いた。



「お父さん!ご飯作るの手伝おうか?」


「ありがとう、小夜。じゃあ、カイの方を手伝ってやってくれないか?」


「うん、わかった。」


そう言って、少し離れたところで鍋を見ているカイに声をかけた。



「カイ!何か手伝うことある?」


「おっ、サンキュー!じゃあ、にんじん切ってもらっていいか?」


「うん。」



ピューラーで皮をむき、包丁で切っていく。


タン、タン、タン・・・



「痛っ!」


「小夜!?」


「あっ・・・指、切っちゃった・・・」


「指貸せ!」


「えっ・・・・・わ!///」



血が出ている人差し指を、カイが消毒している。

・・・・・カイの口で。



カイが隣にいるだけでドキドキするのに、こんなんじゃ心臓がもたないよ・・・。



「カ・・・イ、もう大丈夫だよっ・・・///」


「ん・・・気をつけろよ。」


「うん・・・ありがとう///」



顔が熱い。

(絶対、今顔が真っ赤だ。)


恥ずかしくて、カイの目に見れない。



「・・・小夜」


「?」



ちゅっ。



突然、唇と唇が重なった。

予期せぬ出来事に、私は目を見開いた。



「えっ・・・」



突然のことに驚く私は、パチパチと瞬きをし、目の前の顔が赤いカイを見つめる。



「・・・ごめん、キスしたくなって///」


「う・・・うん・・・・・///」



あぁ、どうしよう。

顔だけじゃなくて、全身が熱い。

お酒に酔ってる時みたいに、ぼぅっとしている。



「小夜」


「なっ・・・何!?///」


優しい声で、いきなり名前を呼ばれて、声が少し裏返ってしまった。



「・・・ごめん、嫌だったか?」


「・・・っううん!嬉しかった・・・よ///」


「そっ・・・か///」


「カイ・・・あのね」


「ん?」
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ