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□Snow Kiss
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今日は、クリスマス。
そして―――――・・・・・
いつもは黒くそびえ立つ黒の教団。
しかし今日は、にぎやかな声が絶えない。
「メリークリスマスさぁ〜〜〜〜!!」
「わっ!び、びっくりした・・・;
ラビ!脅かさないでくださいよっ!!」
「いや、なんかぼーっとしてるから」
「そうですか?」
「うん。今日はクリスマスでお前の誕生日なんだから、もっと楽しそうにしろよ〜!みんながパーティー開いてくれてるんだしさー☆」
「そう・・・ですね・・・」
「あっ!わかったさ!アレン、リナリーと二人っきりがいーんだろ?」
「っ!!///そっ、そんなこと・・・」
「はっはーん☆やっぱそうなんだなv
でも、今は酔ったコムイがリナリーにべったりだからな・・・」
「そう・・・なんですよね;」
アレンは持っているジュースを飲み干し、ため息をつく。
恋人同士でもないんだから、そんな期待はしていないけど・・・
好きな人と一緒に過ごしたい。
これぐらいは誰だって思う・・・よなぁ。
「もぅっ!兄さん離しっ・・・てっ!!」
リナリーは、酔っていつもより10倍タチが悪いコムイをひっぺがした。
「はぁ・・・兄さんってば、しょうがないんだから。
あ、アレンくん!」
何か思い出したリナリーは、アレンにかけ寄る。
「リナリー」
「あのねっ、お誕生日おめでとう!」
かわいらしい笑みを浮かべて、リナリーは今日一番言いたかった事を言った。
その笑顔を見て、アレンは頬が熱くなるのがわかった。
「あ・・・ありがとうございます///」
「おぉーいアレン!リナリーと抜け出すなら今のうちさ〜〜〜♪」
コムイが寝ているのを確かめたラビが、手をぶんぶん振りながら大声で言う。
「ちょっ・・・!ラッ、ラビ!!///」
「え?」
「なっ、なんでもないんです!!あれはラビが勝手にっ・・・」
「アーレーンーー!!頑張れさぁーーーー☆☆」
「〜〜〜〜〜っっ!!///ラビ!!」
「アレンくん、ちょっといい?」
「へ?」
リナリーはアレンの腕を取り、部屋を出ていった。
「うぉーー!リナリー大胆さぁvv」