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□嫌われる以上に、怖いことなんて
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ヘタレ攻へ10の試練A
9.嫌われる以上に、怖いことなんて
「だめっ・・・///」
「ウソ。ココ、ちゃんと感じてるぜ?」
リナリーの股に手をやる。
「ラビッ・・・んっ・・・///」
室長室。つまり、ここはコムイの部屋だ。
その部屋の奥にある大きな本棚。
「何?」
「だめだよっ・・・こんな所で・・・コムイ兄さんもいるのに!///」
俺たちは、任務から帰って報告書置きに来るたびに、行為を繰り返す。
また、リナリーは室長助手だから、ここに来ることが多い。
だから、ラビはここに来て、リナリーを見つけては奥に連れ込む。
コムイもいる室長室で。
本棚に隠れて、甘い時を過ごす俺たち。
「ヤダ。止まんねぇもん。」
そう言って、彼女の小さな唇に口付ける。
「んっ・・・///」
「リナリー・・・かわいい」
「!!///」
かぁと赤くなる顔。
ホントにかわいいなぁ。
「ラビ・・・やっぱりやめようよ・・・」
「・・・なんで?」
「だって・・・せっかく恋人同士になれたのに・・・バレちゃったら一緒にいられなくなっちゃうかもしれないんだよ!?」
「それはっ・・・」
そうかもしれない。
だからといって、教団内での恋愛は禁止とか、エクソシスト同士の恋が禁じられているわけではない。
でも、エクソシストである俺たちには任務が最優先だ。
任務に支障をきたすわけにはいかない。