ギアス部屋
□10.やっぱり好きだなぁ
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「スザクー!」
「ユフィ?わっ」
いきなり呼ばれたかと思えば、抱きつかれた。
「びっくりした?」
「…そりゃあ、もちろん」
少し身体を離して満面の笑顔で聞かれたら、尻餅をついた時の痛みだってなくなる。
「ふふっ、ごめんなさい。でもね私、スザクにどうしても早く伝えたくて!」
「?」
彼女が頬を赤くして、興奮気味になっている理由がわからずに首を傾げる。
そんな僕を見てますますおもしろそうに笑ったユフィは、一度は離れた僕たちの距離を縮めて言った。
「お誕生日おめでとう、スザク!」
生まれてきてくれてありがとう
大好きよ
小声でささやかれた言葉は、ただでさえ弱い僕の涙腺をすぐさま崩壊させた。
温かい、ひだまりのようなユフィの言葉。
涙がこぼれ落ちてくる目を乱暴にこすり、笑顔で彼女の顔を見つめた。
「ありがとう、ユフィ」
僕も君の事が、大好きだよ
生まれてきて、君に出会えて
本当によかった
END
☆あとがき
ものっそい久々にスザユフィ書いたので何だかおかしなことに;
ユフィのまっすぐで愛がいっぱい詰まった言葉に、きっと何回もスザクの涙腺は崩壊されましたよw
この二人も、ずーっと幸せでいてほしいです。
スザクはぴば!