ギアス部屋

□10.やっぱり好きだなぁ
1ページ/1ページ



「スザクー!」



「ユフィ?わっ」



いきなり呼ばれたかと思えば、抱きつかれた。





「びっくりした?」


「…そりゃあ、もちろん」


少し身体を離して満面の笑顔で聞かれたら、尻餅をついた時の痛みだってなくなる。




「ふふっ、ごめんなさい。でもね私、スザクにどうしても早く伝えたくて!」


「?」


彼女が頬を赤くして、興奮気味になっている理由がわからずに首を傾げる。



そんな僕を見てますますおもしろそうに笑ったユフィは、一度は離れた僕たちの距離を縮めて言った。





「お誕生日おめでとう、スザク!」




生まれてきてくれてありがとう


大好きよ






小声でささやかれた言葉は、ただでさえ弱い僕の涙腺をすぐさま崩壊させた。




温かい、ひだまりのようなユフィの言葉。



涙がこぼれ落ちてくる目を乱暴にこすり、笑顔で彼女の顔を見つめた。





「ありがとう、ユフィ」



僕も君の事が、大好きだよ






生まれてきて、君に出会えて




本当によかった





END


☆あとがき
ものっそい久々にスザユフィ書いたので何だかおかしなことに;
ユフィのまっすぐで愛がいっぱい詰まった言葉に、きっと何回もスザクの涙腺は崩壊されましたよw
この二人も、ずーっと幸せでいてほしいです。
スザクはぴば!
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ