ギアス部屋
□10.きみのすべて
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「もう〜!ルルのばか!意地悪〜〜〜」
俺はまた、彼女を怒らせてしまったらしい。
「ごめん、シャーリー」
でも、それはいつものこと。
俺もわかっててやってる。
「ばかぁ〜〜!」
シャーリーは、顔を真っ赤にして、目には涙を浮かべている。
「悪かった。ごめん、シャーリー。」
「・・・うん」
シャーリーは渋々頷いた。
「だってさ・・・シャーリーのその顔、かわいいから」
「え・・・?」
シャーリーは、目をぱちくりさせている。
「その・・・泣き怒ってる顔?」
「なっ・・・///」
恥ずかしいのか、シャーリーは両手で自分の顔を隠した。