ギアス部屋
□5.君からのキス
1ページ/4ページ
ねぇ、ルル。
私ね、いつの間にかあなたを目で追っていた。
自分でも気づかないうちに。
私の中であなたの存在がすごく、すごく。
誰よりも大きくなっていた。
あのね、なんで忘れてたかなんて関係ないの。
だって私がルルのことを好きって気持ちは変わらなかった。
それだけだから。
「ルル、お願いがあるの」
ねぇ、あなたも
「うん」
同じ気持ちですか?
「キスしてほしいの」
ルルーシュは少し驚いた顔をして、でもすぐに優しく笑った。
「キス・・・して?」
目をそらさずに、まっすぐ彼を見る。